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極細径内視鏡とパルスレーザーを用いた無侵襲的Endourologyシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 62870066
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関東北大学

研究代表者

折笠 精一  東北大学, 医学部, 教授 (60001004)

研究分担者 古屋 泰文  東北大学, 工学部, 助手 (20133051)
棚橋 善克  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (50108495)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
29,500千円 (直接経費: 29,500千円)
1988年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1987年度: 24,900千円 (直接経費: 24,900千円)
キーワード尿路結石 / レーザー / パルス波色素レーザー / 内視鏡的治療 / 腎盂鏡 / 尿管鏡 / 腎機能 / 99TcDMSAシンチグラフィー
研究概要

今年度は主として、内視鏡の開発と改良それに臨床応用に主眼をおいて研究を行なった。I.パルス波色素レーザーによる結石破砕の安全性の確認:このレーザーの安全性について動物実験を行ない、粘膜上皮や微小な血管に対して、極限の状態で照射した場合に多少の影響が生じる場合があるものの、直視下の照射では安全性に問題のないことが判明した。II.内視鏡の試作と改良:内視鏡としては、以下のごとく目的に応じ、種々の形式のものを試作し検討した。すなわち、硬性腎盂鏡として、(1)18Fr側鎖式硬性腎盂鏡、(2)16.5Frクランク式腎盂鏡、(3)16.5Fr側鎖式腎盂鏡、(4)15.5Frランク式腎盂鏡、(5)12F側鎖式腎盂鏡を、軟性腎盂鏡として、(1)12.5F先端可動式軟性鏡を試作した。硬性尿管鏡として、(1)9F尿管鏡、(2)7.5F尿管鏡を、軟性尿管鏡としては、(1)10.5F先端可動式尿管鏡、(2)9.5F先端可動式尿管鏡、(4)7F先端固定式尿管鏡を試作した。III.臨床結果:以下のごとき諸事実が明かとなった。(1)腎結石に対しては、15.5Fおよび16.5Fのごく細い腎盂鏡で結石の破砕が行なえるので、腎機能への影響が非常に少なくなる(99TcDMSAによる検討)。(2)腎杯結石に対しても、処置具(レーザー・ファイバー)がごく細い(0.3mm以下)ので、細い軟性鏡のベンドに影響を与えず、これまでの方法に比べ大きな困難なしにアプローチできる。(3)9Fの硬性尿管鏡を用いた結石破砕は、尿管口の拡張なしにすべての処置が可能である。(4)軟性尿管鏡は、尿管の走行に無理なシフトを与えることなく、目的の位置まで到達させうるものの、先端可動型のものは今の太さでは尿管口の拡張が必要であり、先端固定型のものは尿管口の拡張が不用であるが曲がりくねった尿管内で結石にアプローチすること自体が難しい場合がある。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 折笠精一: 医学のあゆみ. 144. 4-7 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 折笠精一 他: 泌尿器外科. 1. 105-111 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 千葉裕 他: 日泌尿会誌. 79. 1479-1487 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 千葉裕 他: 日泌尿会誌. 79. 1751-1760 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 沼田功 他: 泌尿器外科. 2. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 沼田功 他: 泌尿器外科. 2. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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