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粉末X線結晶回折パタ-ンのピ-ク分離プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 62880013
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 結晶学
研究機関育英工業高等専門学校

研究代表者

鴇田 滋樹  育英工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (90072173)

研究期間 (年度) 1987 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1989年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1988年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードX線粉末結晶回折 / 高速フ-リエ変換 / ピ-ク分離 / 結晶格子定数 / 回折線の積分強度 / 粉末結晶回折 / ピーク分離 / FFT
研究概要

今年度の研究目標は、開発された新手法の定量分析への応用を検討することと、分析処理の高速化であった。
定量分析を行うには、回折線の積分強度を正確に求める必要があり、ケプストラム法を応用して回折線プロフィ-ルを正確に求めるためのシステムの改良は、重なり合った回折線の分離精度を高めると同時に積分強度の正確な産出をも可能にした。改良したシステムによる積分強度計算の精度については、特性X線Kα_1線とKα_2線の理論的な回折強度が2:1であることを利用し、分析システムにより分離されたブラジリアンクォルツのそれぞれの回折線強度を計算することにより調べられた。
この結果、完全に分離された重なりの大きい55°(2θ)付近のKα_1線とKα_2線の強度比は、88.97:42.99となり、ほぼ2:1になることが確認された。この事実は、二つ以上の異なる結晶面からの回折線が複雑に重なりあったパタ-ンから、それぞれの結晶面に対応するKα_1とKα_2線の対を決定する手段に大変有効であり、熱電半導体として知られているFeSi_2焼結体の回折線分離に役立てられた。そして、分離された回折線から、従来の方法の2倍以上の精度で結晶格子定数を算出することが出来、この効果が確認された。
分節処理の高速化については、数値演算プロセッサの導入により多少その効果を確認出来たが、C言語などの完全コンパイラ-型のプログラミング言語でシステムを組み直さなければ、大幅な高速化を望むことが出来ないようである。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鴇田滋樹: "高速フ-リエ変換による重なり合ったX線回折ピ-クの分離法" 日本材料科学会誌 材料科学.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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