研究課題/領域番号 |
62880015
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
鳥羽 栄治 信州大学, 繊維学部, 教授 (60010956)
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研究分担者 |
岩佐 昌征 信州大学, 繊維学部, 助手 (40092861)
関口 定 信州大学, 繊維学部, 助手 (90021162)
清水 義雄 信州大学, 繊維学部, 助教授 (20150675)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 検反 / レーザ光散乱 / スペックルパターン / 揺らぎを有する形状認識 / パターン認識 / エキスパートシステム / 欠陥識別 / 画像認識 / 同時生起行列 / ハミング距離 / テンプレートマッチング / 表面形態 / 統計画像処理 / パワースペクトル / 自己相関々数 / テクスチャーパターン / 自動検反システム / 画像処理 |
研究概要 |
本研究は、自動検反システムの開発を目指して昭和62、63年度に行われたものであり、報告書は全体で6章より成っている。 1章序は、本研究の目的や社会的意義について述べてある。即ち、揺らぎを有する形状物体の認識装置の先駆けとして本研究は重要であり、繊維産業ばかりでなく他の産業分野でも有用である等の意義付けが成されている。 2章製布のメカニズムと布欠陥は、布の製造されるプロセスと布欠陥が発生する原因についてまとめたものである。 3章レーザ光を用いた検反では、織物の構造と欠陥の定量的評価法としてレーザスペックルによる方法を検討した。スペックルパターンはホログラフィーや光情報処理などでは、情報を定価させる雑音として評価されなかったが、ここでは積極的に利用し織物の構造や欠陥の認識を行った。即ち、2次元格子状組織をもった織物にレーザ光を照射した場合の反射光あるいは透過光によって生ずるスペックルパターンを観測し、これらのスペックルパターンを利用して織物構造特性および織物欠陥の定量的評価法を行った。 4章透過光を用いた検反システムでは、布の画像そのものを対象とした検反方法に関して主に2つの点から検討を試みた。1つは、布の画像取り込みの方法の検討であり、2つは知識工学的なツールと画像処理プログラムとの融合に関しての検討である。また、検反のために、同時正規行列によるテンプレートの生成、テンプレートマッチングによる欠陥の検出方法等いくつかの画像処理方法の開発も行った。 5章では、布の二次元的な質量分布や構造を検出する方法を開発し、絹織物に関して測定を行った。また測定結果と風合とを比較検討した。 6章おわりには、全体をまとめたものである。
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