研究課題/領域番号 |
63010024
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
瀬戸 治男 東京大学, 微研, 教授 (10013335)
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研究分担者 |
落合 正仁 京都大学, 化学研究所, 助手 (50127065)
鶴尾 隆 癌研, 癌化学療法センター, 部長 (00012667)
岩崎 成夫 東京大学, 応微研, 教授 (00013326)
別府 輝彦 東京大学, 農学部, 教授 (80011873)
大岳 望 帝京大, 理工学部, 教授 (30013303)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
1988年度: 15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
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キーワード | クロモマイシン / O2-3D / 細胞周期特異的抗腫瘍性 / リゾキシン / CPT-11 / アンスラサイクリンのモルホリノ誘導体 / カンプトテシンのヒドロキシ高級脂肪酸エステル / Epiderstatin / ベラパミール |
研究概要 |
本年度の各班員の研究実績は以下のとおりである。 (瀬戸)DNAとintercalateする物質の検索を行い、ー放射菌より新規クロモマイシン系化合物であるO2-3GおよびO2-3Dを単離した。主としてNMRによりその構造を決定した。これらはP388に有効性を示した。 (大岳)新アンサマイシングループに属するナフトキノマイシンの関連誘導体を合成した。これらの内の数種の化合物は抗腫瘍性を示した。 (別府)細胞周期特異的に抗腫瘍性を示す物質を検索した結果、数種の微生物が活性物質を生産している事を見出した。現在これらの物資の精製が進行中である。 (岩崎)リゾキシンの誘導体として、アイル基を導入した誘導体を合成した。各種担癌マウスを用いた抗腫瘍活性の検定では優れた治療効果を示した。また、側鎖、C-21-C-22間での化学解裂法を確立して側鎖構造変換体を合成した。 (鶴尾)制癌剤に対して癌細胞が耐性を克服する機構の研究を行い、カンプトテシンの誘導体であるCPT-11およびアンスラサイクリンのモルホリノ誘導体が耐性癌細胞に有効な機構を明らかにした。 (落合)合成したカンプトテシンのヒドロキシ高級脂肪酸エステル誘導体およびポドフィロトキシンの高級不飽和脂肪酸誘導体はP388担癌マウスに対して強力な抗癌性を示した。 (長田)上皮増殖因子の作用を阻害する物質をスクリーニングし、一新放線菌が新規抗生物質。epiderstatinを生産することを明らかにした。epiderstatinは、静止期の細胞を増殖因子で刺激した際〔^3H〕thymidineの取込を5ug/mlで阻害した。 (角川)ヒトパピローマウイルスによって悪性形質転換したNIH3T3細胞(T601細胞)をもとに戻す化学物質を見出す為に、形態変化を指標にした検索系の確立に成功し検索を開始した。 (遊佐)多剤耐性克服薬剤ベラパミールは、耐性細胞内において分子量170-180KDaのP-glycoprotein以外にも33KDaの膜タンパク質と直接相互作用していることを明らかにした。
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