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非免疫系の抗腫瘍性因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63010062
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

今西 二郎  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (40112510)

研究分担者 西川 克三  金沢医科大学, 医学部, 教授 (10029960)
武田 健  昭和大学, 医学部, 助教授 (80054013)
堀尾 武一  大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (70029932)
田中 亮  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (90094383)
鈴木 不二男  大阪大学, 歯学部, 教授 (40028717)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
1988年度: 15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
キーワード非免疫系 / 抗腫瘍性因子 / TDF / EGI / NGIF / CATF / EGF / F-DIF / NBCF / 腫瘍退縮因子
研究概要

昭和63年度の目標としては、各非免疫系抗腫瘍性因子精製とそれらの生物学的作用機構を検討することである。以下、それぞれの抗腫瘍性因子についての成果の概要を述べる。1.腫瘍変性因子(TDF)については、無血清培養系での産生方法を確立し、大量のTDF産生を行った。これらを用いて、FPLCによる精製を行った。また、フィブロネクチンとの相互作用についても検討を行い、TDF分子とフィブロネクチン分子が直接結合することにより、互いに作用を抑制しあうことが確認された。2.ウサギ血清中に存在する腫瘍細胞阻害因子については、酸に不安定なGI-Aと強いGI-Bの存在することが明らかになった。GI-Aの分子量は68000でpIは5.7であった。一方、GI-Bは分子量13000でpIは約9.2であった。3.ラット神経芽細胞増殖抑制因子(NGIF)についても、種々の方法で精製したところ、分子量710000であることがわかった。また、グリア細胞増殖抑制因子(GGIF)では分子量33000〜40000のGGIF1と分子量31000〜34000のGGIF2の存在することがわかった。4.軟骨由来抗腫瘍因子(CATF)は、血管内皮細胞の増殖を抑制するがこの中には、血管新生や軟骨 細胞の増殖を促進するような因子も含まれていることを見いだした。5.センチニクバエ由来の抗菌物質を高度精製し、遺伝子のクローニングを行った。6.basicFGFに対するモノクローナル抗体を作成し、basicFGFの腫瘍形成における役割を検討した。7.線維芽細胞由来の分化誘導因子を精製し、アミノ酸配列をみたところ、IL-6に一致することがわかった。8.新生期脳由来抗癌因子(NDFC)は、種特異性はなく、脳腫瘍に選択的に作用することがわかった。また、高度に精製することもできた。9.腫瘍退縮因子に血管内皮細胞増殖抑制阻害のあることを見いだした。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Takeda: Biochem Biophys.Res.Commun.155. 24-31 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.Mashima: J.Biochem.103. 1020-1026 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.Matsuyama: J.Biol.Chem.263. 17117-17121 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] A.Tanaka: Cell Structure and Function. 13. 459-470 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kato: Brain Res.438. 277-285 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takigawa: J.Bone Mineral Metab.6(2). 83-92 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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