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発がんにおけるDNA損傷の発現および細胞起源

研究課題

研究課題/領域番号 63010084
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関国立がんセンター

研究代表者

田ノ岡 宏  国立がんセンター研究所, 放射線研究部, 部長 (90076969)

研究分担者 田中 亀代次  大阪大学, 細胞工学センター・ヒト体細胞遺伝生理学部門, 助教授 (80144450)
高木 信夫  北海道大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (20001852)
平嶋 邦猛  埼玉医科大学, 第一内科, 教授 (00165169)
佐渡 敏彦  放射線医学総合研究所, 生理病理部, 部長 (20162513)
瀬野 悍二  国立遺伝学研究所, 変異遺伝研究部門, 教授 (30076989)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
1988年度: 18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
キーワードDNA損傷 / DNA修復 / 除去修復遺伝子 / アルキル化損傷修復遺伝子 / 染色体異常 / 放射線発癌 / 癌の細胞起源 / 発癌抑制
研究概要

まずマウスのDNA除去修復遺伝子がクローン化された。この遺伝子はヒトの修復欠損高発癌生遺伝病である色素性乾皮症A群の修復欠損を補うものであった。これをもとにしてヒトの修復遺伝子の解明へとすすんでいる。枯草菌において微量アルキル化剤の誘導によって発現するアルキル化DNA修復遺伝子を発見しクローン化した。さらにこの構造決定へとすすんでいる。さらにアルキル化剤高感受性のマウス白血病細胞、ハムスター細胞、線虫が単離された。さらにこれらの修復欠損機構の解明へとすすんでいる。誤り修復に関与するmucAB遺伝子の生産するたん白に対する抗体を作成した。これによって大腸菌のみならず枯草菌においても発現するmucABの生産物を同定した。さらに哺乳動物培養細胞での発現を追求している。ヒト培養細胞でチミン飢餓などのストレスによって誘導されるDNA二重鎖切断が規則的な構造をもつことを発見した。さらにストレスによる細胞死や遺伝子再編成との関連を追求している。マウス皮膚をベータ線で反復連続照射することにより100%発癌させることができた。このときの1回当たりの線量に闘値が存在することが示唆された。1回照射では線量を上げても発癌しない。個体中での潜在生損傷の維持性、誤りを含む修復、含まない修復との関連をさらに追求している。マウス全身照射による白血病発生の際、正常骨髄細胞を移植すると白血病の発生が抑制され、同時に移植細胞と宿主細胞との間に烈しい、置換がおこること、NK細胞を欠損してもこの抑制が可能であること、白血病発生の起源として血液幹細胞の1ケの変化が原因となり種々の分化過程で発現することが見出された。原爆被曝者の皮膚より得た培養細胞の中に染色体転座を有するものがあり、培養とともにクローナルに増殖し始めることを見出した。ヒト個体におけるDNA損傷の40年の潜在持続性と最近発見された皮膚癌との関連が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

研究成果

(6件)

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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