研究課題/領域番号 |
63015011
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
張ヶ谷 健一 千葉大学, 医学部, 助教授 (40101894)
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研究分担者 |
半田 宏 東京大学, 医学部, 助教授 (80107432)
三方 淳男 千葉大学, 医学部, 教授 (40051289)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1988年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 細胞膜接着分子 / ヒト骨髄間質細胞株 |
研究概要 |
ヒト骨髄間質細胞株(KM-101,102)、および骨髄系血液細胞株を免疫源としてBalb/cマウス腹腔に繰り返し接種することによりモノクロナール細胞膜抗体を産生するハイブリドーマを採取した。このうちの2クローンはin vitroで間質細胞株-血液細胞株の接着を強く増強した。ヒト間質細胞株の膜成分を可溶化後、この抗体を用いてウエスタンブロッティングを行ったところ、一つの抗体(C-F-9)は膜蛋白非還元の状態で分子量約22万の分子を認識していた。しかし、膜蛋白を還元した試料では明確なバンドは得られなかった。C-F-9ハイブリドーマはIg G_1サブクラスの免疫グロブリン抗体を産生している。このハイブリドーマをマウスの腹水系にして大量の抗体を得、この抗体を精製した。精製抗体をパパインにて処理し、Fabフラグメントを調整してから、in vitroの間質細胞株-骨髄系血液細胞株間の接着阻止試験を行ったところ、抗体そのものでは接着増強がみられたが、Fabフラグメントを処理することにより、接着の阻止が観察された。更に、この精製抗体をSepharose 4B CLの担体にカップリングし、抗原の精製を試みた。精製抗原を還元、非還元の状態でSDS-PAGEにて電気泳動を行ったところ非還元の蛋白は分子量約22万の単一なバンドとして銀染色で認識された。還元した蛋白は分子量11万と10万5千の2本のバンドとして認識された。以上の結果は、この分子がheterodimerからなり、hetrophilicな細胞間の接着に関与する分子であることを示唆する。現在、この分子のアミノ酸配列の検索、遺伝子のクローニングを計画中である。
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