研究課題/領域番号 |
63015027
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 憲一 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (10126427)
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研究分担者 |
竹内 正七 新潟大学, 医学部, 教授 (30009914)
高桑 好一 新潟大学, 医学部, 助手 (80187939)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1988年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 腫瘍細胞 / HLA抗原 / Novel MHC抗原 / 核酸配列 |
研究概要 |
1.SV40で癌化したヒトの線維芽細胞より作製したCDNAライブラリィの検索により2個のNobel MHC抗原をコードすると思われるクローン(P10、P12)を分離した。 2.核酸配列解析により、二つのクローンはATGコドンを含んでいた。以上よりフルレングスのCDNAクローンと思われる。 3.P10について核酸配列の85%を終了。HLA遺伝子の特徴として、多様性を示す部分と、殆ど多様性を示さず各遺伝子間のホモロジーが90%以上の部分が混在している事が知られているが、P10の核酸配列の結果においても、多様性を示す部と示さない部分が存在し、多様性を示さない部では、95%以上のホモロジーを示した。一方多様性を示す部では、他のHLA遺伝子とのホモロジーは30%以下であり、P10は、HLA遺伝子ファミリーのメンバーであるが、A、B、C抗体をコードする遺伝子とは異る事が強く示唆された。 4.P10にユニークな核酸配列23ベースペアを合成プローブとしてノーザンブロット解析を行った。正常組織では胎盤、胎児脾細胞に発現が観察された。胎盤組織においては、妊娠初期に発現が高く、妊娠週数が進むにつれて、低下する事が観察された。癌細胞ではメラノーマ培養細胞に発現が認められた。 5.P10、p12をカルシウム沈澱法で、マウスL細胞に遺伝子注入を行った。遺伝子受容細胞膜上に HLA抗体のフレームワークロに対する抗体により検出できる抗原の存在が観察された。
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