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温度感受性変異株を用いたAbelsonウイルスの発ガン機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 63015050
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

杉山 治夫  大阪大学, 医学部, 助手 (70162906)

研究分担者 相馬 俊裕  大阪大学, 医学部付属病院, 医員
三宅 正剛  大阪大学, 医学部付属病院, 医員
小守 壽文  大阪大学, 医学部付属病院, 医員
岡 芳弘  大阪大学, 医学部付属病院, 医員
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードAbelson ウイルス / 温度感受性変異株
研究概要

5-ACでmutagenizeしたA-MuLVを感染させたNIH3T3細胞を5-fluoro-deoxyuridineを含んだsemi-solid medium中で、39℃で2日間培養し、生き残った細胞よりウイルスを回収するという方法で、軟寒天中のコロニー形成能が温度感受性(ts性)を示すAbelsonウイルス温度感受性変異株(ts mutant)を7株(tsos-41、-59、-110、-119、-121、-156、-170)分離するのに成功した(submittedtoJ.Gen.Vird).ウイルスのmutagenizationを含め、一連の分離操作が、7株各々について、完全に全く独立しているにもかかわらず、7株のts mutantは、すべて、軟寒天中で、コロニー形成能はts性を示すが、tyrosine kinase活性は、ts性を示さないことが判明した。さらに、tsOS-59でトランスフォームした未熟Bリンパ球は、細胞増殖及び分化(免疫グロブリン遺伝子の再構成の進行)に対しts性を示すが、tsos-41でトランスフォームした未熟Bリンパ球は両者に対しts性を示さないことも判明した。以上の結果は、(1)軟寒天中でのコロニー形成能がts性を示すが、tyrosine Kinase活性はts性を示さないという両者の解離。(2)tsOS-41は、NIH3T3細胞にはts性を示すが、未熟Bリンパ球にはts性を示さないという細胞種間でのts性の解離。(3)我々が用いたts muutantの分離系には、性質の似たts mutantを分離しやすいという未知のSelection pressureの存在、などの問題を提起している。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y,Oka: J.Gen.Virol.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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