研究課題/領域番号 |
63043076
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研究種目 |
海外学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 宇宙科学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 富造 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 教授 (10013624)
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研究分担者 |
小山 孝一郎 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (00013730)
中村 良治 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (20013708)
向井 利典 宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ, 助教授 (60013695)
高橋 忠利 東北大学, 理学部, 助手 (80004406)
大家 寛 東北大学, 理学部, 教授 (80025931)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Anisotropy / Electron temperature / Polar ionosphere |
研究概要 |
本研究の目的は、日本の科学衛星「おゝぞら」がスカンディナヴィア上空を通過する時に、スカンディナヴィア半島にあるISレーダにより電離層を同時観測することにより、極域電離圏の構造を立体的に浮かび上がらせたいとするものであった。即ち、「おゝぞら」はスカンディナヴィア上空を空間的に探査するのに対して、ISレーダは探査する空間を固定する一方、その場所での時間的変動を追う事ができる。更に「おゝぞら」には荷電粒子の測定器及びプラズマ波動の測定器、地上から測定できない物理量を測定できる測定器が搭載され、従って両者はお互いに補い合う事ができる。この考え方に沿って昭和61年度には、まず予備調査を行ない、昭和62年度には昭和61年度に得た情報をもとに本調査を行なった。即ち、予備調査においてはスカンディナヴィア上空でたまたま同時に得られた観測データを解析したが、昭和62年度には日独の連絡網を確立した後、ISレーダが運用される日をねらって積極的に「おゝぞら」の観測を行なった。この期間に得られたデータは現在両国で解析され、その一部は既に公表或いは学術専門誌に受理されている。 昭和63年度については、第5項で記述した通りである。
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