• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中国及び日本産ナラ類遺伝子資源の相互利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63044004
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分共同研究
研究機関北海道大学

研究代表者

五十嵐 恒夫  北海道大学, 農学部, 教授 (80001501)

研究分担者 王業 ちー  中国東北林業大学, 林学系, 教授
門松 昌彦  北海道大学, 農学部, 助手 (60158847)
矢島 崇  北海道大学, 農学部, 助教授 (90142702)
倉橋 昭夫  東京大学, 農学部, 助教授 (80012087)
宮崎 安貞  九州大学, 熱帯農学研究センター, 教授 (40038336)
WANG Yeh-chu  Northeast Forestry University, China
研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1989年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードミズナラ / モンゴリナラ / 個体変異 / 地域変異 / 遺伝子変異 / 産地試験
研究概要

北海道のミズナラ・モンゴリナラ・カシワ・コナラなどのナラ類が強い遺伝子浸透を経ていることはこれまでの研究で明らかにしてきた。本研究では中国黒龍江省のナラ類について、3地域・9林分・157個体から葉・堅果・殻斗を採集し、18形質の測定をもとに個体間・地域間の形質変異を検討した。標本数は1個体につき葉は10枚,堅果、殻斗は20個である。
測定した形質のうち、反復率が高く情報量の多い、鋸歯数(左右合計)・堅果比(長さ/直径)・殻斗比(外径/高さ)の3形質の出現頻度・平均値・標準偏差を林分毎に比較した。なお、反復率は分散分析における個体間分散成分を、それと個体内分散成分との和で割った値で、遺伝率に代るものである。
その結果、モンゴリナラを中心とする中国産ナラ類においても、個体間や林分間に形質の違いがあり、地域間の変異も認められた。さらに、カシワ・マンシュウミズナラが東北部に分布すること、形質によっては頻度分布の不連続性や大きなばらつきがあったことから、中国黒龍江省産モンゴリナラも他のナラ類と自然雑種を形成していることが示唆された。
本研究では、これらの結果の検定のため、中国黒龍江省および北海道名寄において両国のナラ類種子を交換し、それぞれ産地試験を開始した。

報告書

(1件)
  • 1989 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 五十嵐恒夫: "中国黒竜江省産ナラ類の遺伝的変異について" 日本林学会大会論文集. 100. 287-288 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 五十嵐恒夫: "中国黒龍江省の森林" 北海道の林木育種. 32(1). 9-14 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 倉橋昭夫: "中国東北地方のカラマツ類" 北方林業. 41(11). 1-4 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tsuneo Igarashi: "Genetic variations of Quercus in Heilungkiang, China" Ann. Mtg. Jpn. For. Soc.100. 287-288 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tsuneo Igarashi: "Forest in Heilongjiang, China" Forest Tree Breeding of Hokkaido. 32(1). 9-14 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Krahashi: "Lalix in the Northeast of China" Hoppou-Ringyou. 41(11). 1-4 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi