研究課題/領域番号 |
63050020
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研究種目 |
核融合特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡本 眞實 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 教授 (40016853)
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研究分担者 |
中井 貞雄 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (10029019)
矢川 元基 東京大学, 工学部, 教授 (40011100)
百田 弘 名古屋大学, プラズマ研究所, 教授 (10023714)
後藤 誠一 大阪大学, 工学部, 教授 (90029140)
渡辺 健二 大阪大学, 工学部, 教授 (70107142)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1988年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 研究の総括 / 核融合炉設計 / 設計評価 / 要素技術 / 共同研究 |
研究概要 |
本研究「核融合炉設計と評価」(総括班)は、本核融合特別研究の第6班として組織され、2件の計画研究及び8件の公募研究の推進と総括を目的としている。 これら、合計10件の研究課題は、核融合炉設計に関する研究課題及び設計の評価に必要な基礎データの実験的集積に関する研究課題に二分されるが、これらを総括して推進した。そのために、前後5回の総括班会議並びに4回の幹事会を開催し、研究課題相互の緊密な連携・理解を図り、これら研究課題において一定の研究成果を得るに資した。 一方、本特別研究の他の班はもとより関連する研究機関における核融合炉設計・評価に関する研究との連携を図り、我が国における核融合炉設計研究に資するべく、核融合実験装置の第一壁の炭素コーティングの現状と展望に関する研究会を主催し、多数の参加者を得、活発な討論を繰り広げ、現在最も困難な課題である第一壁問題の解決に関する炭素コーティング技術並びに炭素タイル技術の現状および展望についての認識を深め、今後の核融合炉設計研究に資することができた。 本年度本班関連研究成果については、広く関係研究社に公表し、批判を頂くと共に、今後の研究の展開について指針を与えた。研究成果は、現実性に近付き、定量性も増大し、特殊な技術から一般性あるものへと進展を見せている。2件の計画研究の内「プラズマ状態トリチウムの透過並びに生成不純物の挙動に関する実験的研究」では、世界で初めてトリチウムプラズマによる透過実験が実施され、プラズマ誘起水素透過における同位体効果と水素異常透過の機構を明らかにしている。もう一つの計画研究「大型核融合実験装置のプラズマ生成技術」では、3大センターの有する実験装置へ、本特別研究の成果を適用する共同研究を推進し、成果の実証並びにプラズマ生成技術の向上に資することとなった。
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