研究課題/領域番号 |
63102003
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
南 茂夫 大阪大学, 工学部, 教授 (60028959)
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研究分担者 |
大頭 仁 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063520)
山崎 弘郎 東京大学, 工学部, 教授 (30092365)
朝倉 利光 北海道大学, 応用電気研, 教授 (70001188)
稲場 文男 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (90006213)
村田 和美 北海道大学, 工学部, 教授 (30001118)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
46,300千円 (直接経費: 46,300千円)
1988年度: 46,300千円 (直接経費: 46,300千円)
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キーワード | レーザCT分析顕微鏡 / レーザ干渉CT顕微鏡 / 顕微レーザ照射システム / レーザ走査眼底カメラ / スペックル血流計 / ステレオ内視鏡 |
研究概要 |
生体を目標とした光センシングの新しい手法とシステム化の研究を、光学領域と医学領域の研究者が協力して推進する初の試みであり、最終年度は、これまで試作された各種の新規システムの性能評価と応用面開拓のための研究が展開された。 1)細胞レベルでの生体光センシングシステム 透過型CT顕微鏡に4波長同調型He-Neレーザを付属させた本格的なレーザCT分析顕微鏡システム(南・内田)、微小位相物体観測用レーザ干渉CT顕微鏡(村田)が完成すると共に、細胞計測ならびに加工用の顕微レーザ照射システム(稲場)が稼動状態に入り、基礎データが集積された。また多波長顕微鏡画像収集のための新しいシステムの提案・試作(一岡)、癌細胞診用顕微分光システムの改良(丹野)、細胞膜電位分布の光学的検出用蛍光標識色素の開発とシステム空間分解能向上に成功した(神野)。 2)組織・器官レベルでの生体光センシングシステム スペックルを用いたユニークな皮膚血流計測法が確立し、さらな内臓粘膜血流に適用するための内視鏡への組込みと、眼底血流へ拡張のための眼底カメラへの組込みに成功した(朝倉)。電子空間フィルタリングによる運動計測システムが完成し、拡大・縮小運動への拡張も試みられ血流や器官運動への適用の可能性が明らかとなった(山崎)。生体試料からの微弱発光観測による生体物質機能の解明が続けられ、同時にマーカとしての特異発光物質の系統的開発が行われた(依田)。 3)器官・個体レベルでの生体光センシングシステム 完成したレーザ走査眼底カメラを利用し、眼底画像処理のための各種アルゴリズムが開発された(大頭)。またステレオ内視鏡を用いた体腔内3次元形状計測法が確立すると共に(辻内・本田)、心血管内血流計測用光ファイバカテーテルのデュアルコアファイバ化の実験が行われた(梶谷)。
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