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大立体角スペクトロメーターによるハイパー核の研究

研究課題

研究課題/領域番号 63103003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

早野 龍五  東京大学, 理学部, 助教授 (30126148)

研究分担者 田村 裕和  東京大学, 理学部, 助手 (10192642)
高田 栄一  東京大学, 理学部, 助手 (70197101)
今里 純  高エネルギー物理学研究所, 助教授 (40107686)
永嶺 謙忠  東京大学, 理学部, 助教授 (50010947)
山崎 敏光  東京大学, 原子核研究所, 教授 (80011500)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
99,000千円 (直接経費: 99,000千円)
1988年度: 99,000千円 (直接経費: 99,000千円)
キーワード原子核実験 / ハイパー核 / 磁気スペクトロメーター / 中間エネルギー実験
研究概要

1.既存の常電導スペクトロメーターによるハイパー核研究の遂行
本年度我々は^4He(液体ヘリウム)を標的としたK中間子吸収反応の研究を行い、世界で初めてΣハイパー核の束縛基底状態の生成に成功した。Σハイパー核は、ほぼ10年間にその存在が示唆されて以来理論的にも実験的にも謎が多く混迷が続いていたが、我々の今回の発見はΣハイパー核の謎を解くうえで決定的に重要な意味を持つものである。今回のデータは、早速1988年夏にイタリアで開催されたハイパー核国際会議等で報告し、世界的に注目を集めている。また、1989年2月には北大の理論グループと研究会を開催するなどして、我々のデータをより深く理解すべく努力を続けている。
2.超電導トロイダルスペクトロメーターの建設
世界に例の無いトロイダル型の超電導電磁石を用いた大立体角のスペクトロメーターの建設を進めてきたが、本年度は磁石の性能試験を行い、また、荷電粒子測定用のドリフトチェンバー及び周辺回路の整備等を行った。
特に、スペクトロメーターの出口に設置されるドリフトチェンバーは全体で24台と台数が多いため、チェンバーの構造及び読みだし方式に関して低コスト化に留意した設計を行い、本年度全数を製作した。
なお、このスペクトロメーターを平成2年度、筑波の高エネルギー物理学研究所陽子シンクロトロンの新実験室に設置し、本実験を開始する予定である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] H.Tamura et al.: Journal of the Physical Society of Japan. 58. 397-405 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] R.S.Hayano et al.: Nuovo Cimento.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yamazaki et al.: Nuovo Cimento.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Tamura et al.: Nuovo Cimento.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] A.Sakaguchi et al.: Nuovo Cimento.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] R.S.Hayano.et al.: Physical Review Letters.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Tamura et al.: Physical Review Letters.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Tamura et al.: Physical Review Letters.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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