研究課題/領域番号 |
63105005
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)蛋白質研究奨励会 |
研究代表者 |
芝 哲夫 財団法人蛋白質研究奨励会ペプチド研究所, 所長 (30028089)
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研究分担者 |
永井 克孝 東京大学, 医学部, 教授 (80072974)
日野 亨 千葉大学, 薬学部, 教授 (10009160)
小川 智也 理化学研究所, 主任研究員 (30087572)
池川 信夫 いわき明星大学, 理学部, 教授 (50016119)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
20,800千円 (直接経費: 20,800千円)
1988年度: 20,800千円 (直接経費: 20,800千円)
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キーワード | クモ毒素 / バルジシンA / 活性ビタミンA / ムチン糖タンパク / ガングリオシドGM3 / オイディストミンL / イノシトールテトラリン酸 / 海洋産環状ペプチド / 酸化型不飽和脂肪酸 / コレシストキニン |
研究概要 |
本特定研究の最終年度として本班は下記のような研究実績を挙げた。 1)第2班中嶋暉躬班長との共同研究としてパプアニューギニア産クモの毒素NSTXー3の全合成を行い、その活性構造を調べた。また日本産ジョロウグモより得られた昆虫殺虫物質クラバミンの全合成を行った。さらにグラ陰性菌のバルジ(膨出部)形成を誘因するバルジシンAの全合成を行った(芝)。2)活性型ビタミンD_3の生理活性に対する22位炭素原子の立体配置およびA環の立体配座の関係について合成化合物を用いて研究した(池川)。3)ムチン型糖タンパク質の合成研究の一環として酸性血糖とレーセリンとの縮合物の合成を行った(小川)。4)医学生物学的重要性がますます高まっているガングリオシドGM3の誘導体のモノクロナール抗体との反応性について調べた(永井)。5)抗ウイルス作用を有するオイデストミンLの合成に成功し、また海産天然物Nーラウロイルーエリスロードコサスフィンがー48ージエニンの合成を行った(日野)。6)セカンドメッセンジャー機能を有するイノシトール(1、3、4、6)テトラリン酸などの化合物の合成を行った(尾崎)。7)白血球に対する血管透過性など種々の生理活性を示す酸化型不飽和脂肪酸の合成を行った(加藤)。8)海洋産環状ペプチドのユリチアサクラマイド、アシジアササイクラマイド、ユリサイクラマイドの合成物についてその殺細胞性の内容について検討し、またカリブ海産ホヤの生産する抗腫瘍性デプシペプチドダイデムニン類について活性と構造との関係を調べた(塩入)。9)1α、25ージヒドロキシビタミンD_3の全合成研究を進め、その重要中間体の合成を終った(橋本)。10)ペプチドホルモンであるブタコレシストキニンの全合成研究を進めた(藤井)。
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