研究課題/領域番号 |
63106004
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山本 明夫 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (30016711)
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研究分担者 |
伊藤 卓 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (50016721)
渡辺 良久 京都大学, 工学部, 教授 (70025956)
諸岡 良彦 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016731)
藤原 祐三 広島大学, 工学部, 教授 (10029481)
高橋 成年 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70029875)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
37,000千円 (直接経費: 37,000千円)
1988年度: 37,000千円 (直接経費: 37,000千円)
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キーワード | CO挿入 / アルミドール反応 / 不斉合成 / エポキシ化 / ヒドロシラン / 窒素錯体 / ポリアミド / 水素化触媒 / シリルアミン / メタセシス / 挿入反応 / フェノール合成 / ビニル錯体 / C-H活性化 / モリブデン / 酸化反応 |
研究概要 |
上記研究課題について以下の研究成果を得た。パラジウム錯体触媒を用いるアリル化合物のカルボニル化反応と関連して、単離されたπ-アリルパラジウ錯体へのCO挿入反応を初めて見出した(山本)。パラジウム錯体触媒を用いる中性条件下でのβ-ケト酸アリルの脱炭酸-アルドール反応を見出した(辻)。新しいキラルカチオン性[Ru-(binap)]錯体を合成し、その高い不斉水素化触媒能を実証した(高谷)。不斉エポキシ化触媒反応を利用してアラキドン酸代謝産物を合成した(佐藤)。 クラウンチオエーテル配位子を持つモリブデン錯体を用いてN_2のアリール化およびCO_2固定化反応を見出した(吉田)。ルテニウム錯体触媒によるニトリルの活性化反応を利用するポリアミド及びポリエステル合成法を開発した(村橋)。包蔵炭素により安定化された新規なルテニウムクラスターを合成し、その水素化触媒能を見出した(山崎)。モリブデン錯体触媒を用いて窒素分子からシリルアミンを触媒的に合成する反応を見出した(千鯛)。π-アリルニオブ錯体をシリカ表面に化学的に固定化し、高活性メタセシス触媒を開発した(岩澤)。アセチレン架橋二核金属錯体への選択的なイソニトリル2分子挿入反応の特色および機構を明らかにした(高橋)。パラジウム触媒を用いてベンゼンと酸素から一段階でフェノールを合成する新反応を見出した(藤原)。2核ルテニウムヒドリド錯体とエチレンの反応においてC-H結合活性化を伴う新しいオリゴメリ化反応を見出した(諸岡)。ルテニウム錯体触媒を用いるホルミル化合物のC-H結合活性化反応を利用する新しい有機合成反応を開発した(渡部)。モリブデン(IV)錯体触媒を用いる有機カルボン酸の還元反応を見出した(伊藤)。オキソバナジウム錯体を酸化剤とするカルボニル化合物の活性化(エノール化)反応を利用する新しい官能基変換反応を開発した(平尾)。HSiR_3-CO-C_0の新触媒反応(村井)。
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