研究課題/領域番号 |
63107005
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研究種目 |
特定研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
吉川 貞雄 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70010759)
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研究分担者 |
砂本 順三 京都大学, 工学部, 教授 (80037811)
村上 幸人 九州大学, 工学部, 教授 (30037717)
竹本 喜一 大阪大学, 工学部, 教授 (50029170)
妹尾 学 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013099)
鶴田 禎二 東京理科大学, 工学部, 教授 (90010652)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1988年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 集積反応場 / 分子識別 / 人工酵素 / 選択的分子輸送 |
研究概要 |
特定研究「集積反応場」は化学的安定性に欠ける生体機能材料にかわって実用性に富んだ機能性分子素子を開発し、その複合組織化により構成された集積反応場の機能を評価し、多面的に利用する方策を見出すことにより、新しい反応化学の基礎を築くことを目指して研究を遂行した。 この目的達成のため、3年間に亘った本特定研究は、1)集積反応場の機能設計、2)集積反応場による分子識別、3)人工酵素、4)選択的分子輸送の四つの研究班の構成を取り、第三年度は設定された目標に向って、仕上げの研究を活発に行った。前年度までの公募研究者は、各班に組入れられ、今回は新たに公募を行わなかったので、班員の入れ換えを研究の進捗状況に応じて行い、研究の活性化を図る運営形態をとった。 昭和63年度の公開シンポジウムは、福岡リーセントホテルにおいて、9月13、14日の両日に亘って開催した。各班から合計17名の研究担当者による講演とこれに対する活撥な討論が行われ、班員以外にも多数の一般参加者と九州大学の学生諸君の参加が見られた。又一班と二班、三班と四班は合同して泊り込みで研究発表と班会議を開催し、班内ばかりでなく、班相互間の交流を行った。以上の経過をふまえて、11月7日には文部省で本特定研究における成果についてのヒヤリングを受け、吉川、村上、砂本の三名が出席した。このことについて、文部省への研究経過等の報告書、研究成果資料を作製した。 総括班としては、合計4回の会議を開催し、本特定研究の推進ならびに運営について種々の論議を行い、来年度成果のとりまとめを行うための申請を行った。又シンポジウム要旨集並びに昭和63年度成果報告書を発行した。以上の報告書の内容から明らかなように、計画班員,公募班員とも、所期の成果をおさめえたものと信じている。
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