研究課題/領域番号 |
63301101
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
中西 晃 東京学芸大学海外子女教育センター, 教授 (00134776)
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研究分担者 |
佐藤 郡衛 東京学芸大学, 海外子女教育センター, 講師 (20205909)
天野 正治 筑波大学, 教育学系, 教授 (50000055)
森島 慧 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10174418)
新井 郁男 上越教育大学, 教授副学長 (30000061)
江渕 一公 広島大学, 教育研究センター, 教授 (60036845)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 国際的資質 / 国際意識 / 国際的行動能力 / コミュニケ-ション能力 / 文化理解 / 自己表明力 / 問題解決能力 / 人権尊重 / 国際感覚 / 文化比較 / ストレス耐性 / 自己表明 / 国際性 / 国際人 / 語学力 / 自文化知識 / 異文化知識 / 対人認知 / 問題解決スキル / 対処能力 / 連帯意識 / 相互協力 / 環境教育 / 開発教育 / マナー / 礼節 |
研究概要 |
1.国際的資質・国際感覚に関する調査研究 (1)日本人に国際的資質として求められるものは、(1)文化理解、(2)自己開示力、(3)人権の尊重、(4)国際社会での相互理解であることが調査の結果明らかになった。これを異文化体験者と未体験者にわけて分析すると、体験者は語学力と異文化に対する興味を、未体験者は差別・偏見の除去や人権尊重を重視している。また、異文化体験者の方が未経験者に比し,国際場面において行動能力を備えていることが判明した。 (2)体験者が未体験者よりも国際意識が高いものは、異文化への積極的評価、外国語習得、コミュニケ-ション能力、世界的共通課題の認識、相互理解への姿勢、問題解決能力である。逆に、未体験者の方が高いのは、日本人としてのアイデンティティである。また、日本人の国際意識を類型化すると、(1)独善主義志向群、(2)共同主義志向群、(3)個人主義志向群、(4)利己主義志向群となる。 2.国際的資質に関するの事例研究 (1)青年海外協力隊員からの調査で、隊員に求められる資質・能力・態度は、(1)自立性の確立、(2)試行的積極的行動力、(3)個を大切にした対人接触、(4)自己評価である。 (2)AET調査から日本人に求められる国際的資質には、(1)国際社会におけるマナ-、(2)人権尊重、(3)表現力、(4)自他の文化の認識と異文化を相対的にみる姿勢である。 3.国際的資質に関する理論研究 (1)西ドイツの平和教育がめざすもの、(2)異文化コミュニケ-ション能力は普遍的能力か、(3)国際化社会の人間像と国際的資質、(4)国際的資質としての「環境倫理」観、(5)学校における国際的資質の育成の5論文にまとめた。
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