研究課題/領域番号 |
63302010
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
沢田 昭二 名古屋大学, 理学部, 助教授 (50022546)
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研究分担者 |
大槻 昭一郎 九州大学, 理学部, 教授 (80037142)
玉垣 良三 京都大学, 理学部, 教授 (30027338)
吉川 圭二 大阪大学, 理学部, 教授 (10011545)
福田 礼次郎 慶応義塾大学, 理工学部, 助教授 (10027352)
高木 富士夫 東北大学, 理学部, 助教授 (20004343)
松田 哲 京都大学, 教養部, 助教授 (60025476)
秋葉 巴也 東北大学, 理学部, 助教授 (60004305)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1989年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1988年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | QCD / ハドロン / カラ-自由度の閉じこめ / 格子ゲ-ジ理論 / 非線形シグマ模型 / 非摂動論的効果 / スキルメ模型 / カイラル・バック模型 / カラ-自由度 / 閉じこめの機構 / クオ-ク・グル-オン・プラズマ / クォークの閉じ込め / カイラル対称性の破れ / 低エネルギー有効理論 / 強い相互作用 / スキルミオン、グルーオン |
研究概要 |
1.QCDジェットや重いクォ-コニウムなど摂動論的方法が有効な領域において実験との一致をみているQCQ(量子クロモ力学)が、非摂動的効果が重要となる領域において、どのようにカイラル対称性が自発的に破れる相に移行し、カラ-自由度が閉じ込められてハドロンを構成するか、その機構を理論的に明らかにすることを本研究の中心課題とした。 2.この方向に沿って、非摂動効果を含む問題を取扱う新たな手法として、格子ゲ-ジ理論、ア-ベリアン射影、逆転法などを用いた方法が開発され、相移転機構や閉じ込めなどの具体的問題に適用された。 3.QCDの低エネルギ-有効理論と考えられる非線型シグマ模型とQCDとの関連を明らかにするとりくみもおこなわれ、またこの模型におけるソリトン解すなわちスカ-ミオンによって核子をはじめとするバリオンとその相互作用の研究が引きつづいておこなわれ、またカイラル・バッグ模型にもとづいて核子の諸特性および核力の導出がおこなわれた。 4.格子ゲ-ジ理論にもとづいてQCDから電子計算機を用いて直接QCD系の相構造、ハドロンの質量スペクトル、レッジュ軌跡の勾配などを求めるとりくみは、新しい計算方法の開発と電子計算機の大型化、高速化によって、一層信頼性の高い結果が得られ、当初の結果の抜本的な見直しがおこなわれた。この方向の研究は計算機の進歩とあいまって今後引きつがれる。 5.QCDを含めた相互作用の統一を求める研究、標準模型を超える試みも活発におこなわれ、100GeVおよびこれを越える実験結果がえられつつある状況の中でCD不変性の破れ、トップ・クォ-ク質量予測などの研究成果も挙げられた。また宇宙初期の創成過程とかかわって有限温度QCDにもとづくクォ-ク・グル-オンプラズマ,高密度核物質の研究にも新たな知見が加わった。
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