研究課題/領域番号 |
63304064
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
太田 次郎 お茶の水女子大学, 理学部, 教授
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研究分担者 |
篠沢 隆雄 群馬大学, 工学部, 助教授 (30025449)
山極 隆 文部省, 小中局, 教科書調査官
吉岡 享 (吉岡 亨) 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70046027)
山田 卓三 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00144618)
今堀 宏三 鳴門教育大学, 学長 (80029602)
鎌田 博 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (00169608)
重信 陽二 鳴門教育大学, 自然系, 教授 (00123779)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | バイオサイエンス / バイオテクノロジ- / 高校生物 / カリキュラム開発 / 教材化 / バイオテクノロジー |
研究概要 |
バイオサイエンス、バイオテクノロジ-の急速な進歩を高校の理科教育に導入する事と、高校生が将来新しいものを作り出すための基礎となるカリキュラムを作成する事を目的に総合研究を行った。最終年度である今年度の研究実績は以下のとおりである。 シンポジウムを生物教育学会(厚木市)で以下の内容で行った。1:序論(太田次郎)2:組み換えDNA技術の教材化(貝沼喜兵,山根國男)3:教材としてのショウジョウバエの新しい側面(吉岡享)4:トレニアおよびアマを用いた植物組織培養の教材化および簡易化(加藤久美子,鎌田博)5:イモリの発生とその教材化(久保田洋)6:トリ胚を用いた心拍に対する化学物質の作用の観察(須永智,篠沢隆雄)7:バイオサイエンスの現状をふまえた今後の高校生物教育のあり方(山田卓三)。シンポジウムではビデオ撮影者を含む約100名の参加者があり、活発な質疑がなされた。これらの発表に「IEA第2回理科教育調査から指摘された日本の生物教育とバイオテクノロジ-発展への課題」(今堀宏三)などを加えて「教材生物研究」の特集号を発行予定である。さらに、教材化の調査分析と教育方法、植物バイオテクノロジ-の現状調査とモデル実験の開発、新学習指導要領とバイオテクノロジ-、高校のバイオテクノロジ-に関する教材化の現状分析、真性粘菌の高校生物への利用、などの分野でも成果が得られた。以上の成果を雑誌「遺伝」の特集号「バイオサイエンス、バイオテクノロジ-の教材化」に発表準備中である。以上の様に、大学教官と高校教師を中心に現在最も焦眉な課題をとりくみその成果を学会や教育雑誌や一般啓蒙雑誌に発表し普及するという大きな実績が得られた。今後の課題としては、この様な課題を持続的に活動する経済的、人的両面の基盤を確立する事である。
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