研究課題/領域番号 |
63306003
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
海部 宣男 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (50011630)
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研究分担者 |
斎藤 修二 名古屋大学, 理学部, 教授 (30106158)
長谷川 哲夫 東京大学, 理学部, 助教授 (50134630)
佐藤 修二 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助教授 (50025483)
平野 恒夫 東京大学, 工学部, 助教授 (40011027)
高木 光司郎 富山大学, 理学部, 教授 (60018976)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1988年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 物質進化 / 星間物質 / 星間分子 / 星間塵 / 星間化学 / イオン分子反応 / 星の形成 / 惑星系の起源 |
研究概要 |
本研究は、平成2年度からの新たな重点領域として、「星間物質とその進化」(申請代表者・海部宣男)を設定するための準備を目的としたものである。この新たな重点領域は、最近になってその宇宙における重要性と多彩な現象が注目されるようになった星間物質を、多角的・学際的手法で総合的に解明し、宇宙の物質進化に迫ろうとするものである。そのため、我が国で先進的に進められてきた様々な分野での研究と学際協力を大幅かつ組織的に強化発展させ、世界に先駆けて星間物質とその進化の全容を明らかにする方策と研究方針、それぞれの分野での具体化が本研究によって検討・推進された。 (]SY重点領域の中核となるべき星間分子の総合的方針の検討のため、電波天文学、分子分光学、量子化学、化学反応論など各分野の専門家による集中ワークショップ(昭和63年8月)、●○2(〕SY主に星の形成や惑星の形成、星間物質のダイナミックス等の方針策定のための小ワーキンググループ、●○3(〕SYそしてそれらの集大成としてのシンポジウム「暗黒星雲の化学と物理」(昭和63年11月,80名)によって、重点領域研究の方向が定められ、具体化された。ことにこの過程で、星間物質の化学的進化と物理的進化の総合化が具体的テーマとして提起され、その道すじについて参加者の共通認識が生まれてきたことは、著しい成果であった(シンポジウム集録ー図書の2参照)。 この間、各研究者・研究グループにおいては、新しい星間分子の分光実験と宇宙での発見(論文第1〜第9)、ミリ波分子スペクトル観測(論文第10〜第15)と赤外観測(論文第16〜第20)による星の形成の研究等、個別にも著しい成果をあげている。これらの成果の上にたって、計画研究の立案者による最終検討会を開き(平成元年1月)、重点領域「星間物質とその進化」の申請書を作定、申請を行った。
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