研究課題/領域番号 |
63306011
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
金子 洋三郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (30086988)
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研究分担者 |
小林 信夫 東京都立大学, 理学部, 助教授 (30087100)
大谷 俊介 名古屋大学, プラズマ研究所, 助教授 (60023735)
市川 行和 宇宙科学研究所, 助教授 (20013667)
松沢 通生 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10010943)
鈴木 洋 上智大学, 理工学部, 教授 (70053486)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 多価イオン科学 / 電子構造 / 多価イオン源 / 多価イオン生成 |
研究概要 |
原子からほとんどの電子が剥ぎ取られた多価イオンはそれ自身大きなポテンシャルエネルギーを有しており、他の物質に近づいたとき強い相互作用をおよぼすと期待される。それ故、本研究は(1)このような多価イオンを生成する種々の機構を調べ、(2)その知見を基にして効率よく大強度のビームが引き出せる多価イオン源を開発する、(3)そして多価イオンの電子状態など基本的性質を調べその実験室プラズマ中および宇宙空間での振舞を解明する、(4)また多価イオンと電子、原子、分子あるいは固体表面での相互作用を調べ、その特徴と機能を活用して新しい学問分野を開拓すると共に他の応用分野へ有用な知見を提供する可能性などについて調査・検討を行うことを目的として行われた。 主要な研究者5名を含む幹事会(金子、鈴木、松沢、市川、大谷、小林)を結成し、第1回幹事会(昭和63年7月28日)において研究計画についての素案をつくり、分担者会議(昭和63年7月29日)において検討を行った。この計画に基づいて各分担者に調査を依頼し、拡大分担者会議(昭和63年10月6〜8日)を開催討議・検討を行った。その結果を基に、再度企画を練り直しより詳細な調査を行い、宇宙科学研究所主催の研究会(昭和63年12月20、21日)において検討を行うと共に今後の方針について討議を行った。その結果、五つの主要項目A、多価イオン生成の基礎過程、B多価イオン源の開発、C多価イオン源の電子構造、D多価イオンと物質の相互作用、E多価イオンに関する応用研究開発、について総合的な研究を行うことが必要であるとの結論に達した。2回の幹事会(昭和64年1月6、7日および平成元年1月28、29日)において申請書の検討・調整を行い科学研究費補助金「重点領域研究」に応募した。
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