研究課題/領域番号 |
63306013
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
竹内 吉弘 大阪工業大学, 工学部, 教授 (20020183)
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研究分担者 |
工藤 一嘉 東京大学地震研究所, 助手 (50012935)
北川 良和 建設省建築研究所, 室長
瀬尾 和大 東京工業大学大学院総合理工学研究科, 助教授 (30089825)
入倉 孝次郎 京都大学防災研究所, 教授 (10027253)
岡田 廣 北海道大学, 理学部, 教授 (40000799)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 地震動 / 地表地質 / 波動伝達特性 / 国際ワークショップ / IASPEI / IAEE |
研究概要 |
本研究課題は、本年度に開催された2つの国際シンポジウムーESG国際シンポジウム(Symposium of Effect of Surface Geology on Seismic Motion)、データプロセッシング国際シンポジウム、およびESGシンポジウムにおいて決議された日本におけるテストフィールドの開設(小田原市足柄平野)に関して大きな研究成果をあげた。ESG国際シンポジウムは8月1日東京において開催され、去年開催された第1回の同国際シンポジウム(カナダ国バンクーバー市)を受けて、研究の今後の活動方針に関してほぼ結論的な成果を得た。即ち、この2回の国際シンポジウムにより、本研究のテーマである「地震動に与える地表地質の影響」に対してテストフィールドをアメリカ合衆国カリフォルニア州ターキーフラットおよび日本の小田原市足柄平野とすることを決定したこと、本テーマに対する準備活動およびその成果の発表を本年8月にイスタンブールで開催されるIASPEIにあわせてワークショップにおいて行うことを決め、今後の活動方針の大網が決定されたことが重要な成果である。また8月9日に東京で開催されたデータプロセッシング国際シンポジウムにおいては、強震動のデータ処理に関する学術的な結論を、この問題に関連する全世界の研究者を結集した場において得た。この結論はESG国際ワークショップと有機的に関連して、本研究課題を進める上で極めて有用な成果であった。これらの2つの国際ワークショップに関する開催準備は、ESG国内委員会(日本学術会議地震工学研連で地震工学小委員会として認められている。)およびデータプロセッシング国内委員会であり、これらの委員会は地震学会、土木工学会、建築学会より推薦された委員で構成されており、本研究課題に対する研究分担者が全員で2つの委員会を構成している。本研究課題に与えられた予算は、2つの国際シンポジウムの開催費用および国内委員会活動に使用した。
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