研究課題/領域番号 |
63306015
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
気象・海洋・陸水学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
住 明正 東京大学, 理学部, 助教授 (10179294)
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研究分担者 |
杉ノ原 伸夫 東京大学, 理学部, 助教授 (50090519)
竹内 謙介 北海道大学, 理学部, 助教授 (00107450)
山形 俊男 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (50091400)
平 啓介 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50013579)
浅井 冨雄 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80025288)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 大気ー海洋相互作用 / COARE / 西太平洋 / Warm Water Pool |
研究概要 |
西部太平洋熱帯域の大気ー海洋結合系のふるまいは、世界で最も高い海面水温とユーラシア大陸と太平洋・インド洋の対比という特長から、全地球の気候システムの作用中心と考えて良い。 その中でも興味のある問題は、 1.西部熱帯太平洋域の暖水(Warm Water Pool)がどのような機構で形成・維持されているかを調べること、 2.熱帯域での大気ー海洋相互作用は、従来知られていた機構の他に、クラウドクラスタースケールに伴う相互作用があるのではないか、という問題提起に、観測的に答えること、 3.クラウドクラスターの集団であるスーパークラスターの振舞いに関して観測的事実を積みあげ、モデルの結果と比較すること、 4.大気ー海洋結合系という意味での海面境界層の研究を確立すること、 5.衛星による広域のフラックスの評価を行う技術を確立すること、 などである。 これらの目的の下に、時間スケールとして、(1)クラウドクラスタースケール、(2)ENSOのスケールでの西部熱帯太平洋域の大気ー海洋相互作用研究計画の原案をまとめた。尚、この計画は、国際的な枠組で行われている大気ー海洋相互計画(COARE)とも対応しており、J-COAREと呼ぶことにした。 日本の計画の骨子は、(1)大気の現象に対しては、飛行機観測を中心に(2)海洋の現象に関しては、ATLAS型保留ブイ、及び、海洋中の乱流観測、及び、(3)船舶積載型のプロファイアーの開発及びSatelliteによるfluxの技術の開発などの機器測定法の開発となっている。
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