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高エネルギービームの照射効果の基礎と応用

研究課題

研究課題/領域番号 63307014
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関東京大学

研究代表者

田畑 米穂  東京大学, 工学部, 教授 (40010730)

研究分担者 田川 精一  東京大学, 原総セ, 助教授 (80011203)
山岡 仁史  京都大学, 原子炉実験所, 教授 (80026004)
籏野 嘉彦  東京工業大学, 理学部・物理学科, 教授 (90016121)
吉田 宏  北海道大学, 工学部, 教授 (20027410)
高椋 節夫  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (50029849)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード高エネルギービーム / 照射効果 / 特異反応 / 高密度励起 / 高励起 / パルスラジオリシス / イオンビーム / 高品質電子ビーム
研究概要

本研究は高エネルギービームを物質に照射した場合の照射効果の基礎と応用を調べる目的で行われた。最近の加速器技術やエレクトロニクスの進歩に伴って、重イオンビーム、ピコ秒パルス等の高品質電子ビーム、強力中性子ビーム、放射光等の各種2次ビーム、ポジトロンやミューオン等の特殊ビームが、多くの分野で利用されることが予想される。そこで、従来のCo-60のγ線以外の各種の高エネルギービームの特長と問題点について基礎的な立場から、新しい照射効果の調査、検討、評価を行った。具体的な研究は、各分担者が行った研究・調査を計3回開かれた研究会で報告し、討論・議論を重ねた。第1回目は昭和63年7月25・26日に開かれ、各研究分担者が研究報告を行い、その内容についての詳細な検討を行った。第2回目の研究会(昭和63年11月2日)ではその後の進行状況が発表され、最終的な成果は平成元年1月10、11日に開かれた公開研究会でまとめられた。本研究の内容は、大きく分けると高エネルギーの線質効果、特異反応、特長のある新しい応用研究、及び照射・測定方法に整理できる。線質効果に関しては、高密度・高励起の物理・化学的特異性がまとめられ、特に高密度励起に由来した新しい現象について検討が行われた。特異反応に開しては、従来の触媒や光を用いた化学反応では実現不可能な反応を高エネルギービームにより可能にする方法が示された。原子・分子の反応素過程から、中間体挙動、最終的な生成物の詳細な検討が行われた。特徴ある新しい応用研究では、リコイルイオンドーピングから線量計まで幅広い新しい応用研究の可能性が示された。照射・測定方法では新しい測定・照射技術が示された。全体の成果としては、高エネルギービーム利用が無限の可能性を持っていることが明確にされた。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Y.Yoshida;S.Tagawa;M.Washio;H.Kobayashi;Y.Tabata: Radiation Physics and Chemistry,.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤,泰男: 放射線化学. 45. 2-10 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Sumiyoshi;N.Sugita;K.Watanabe;M.Katayama: Bull.Chem.Soc.Japan. 61. 3055-3059 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Aoki;N.Kouchi;H.Shibata;S.Tagawa;Y.Tabata;S.Imamura: Nuclear Instrum.and Method. B33. 799-802 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田畑米穂 編集: "UTNL0230:高エネルギービームの基礎と応用" 東京大学工学部附属原子力工学研究施設出版物, 116 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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