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脳・神経細胞に於けるインパルスシグナリングの分子機構に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63308025
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 分子遺伝学・分子生理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

吉岡 亨  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70046027)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードインパルスシグナリング / 光学測定 / 電気生理 / 単離脳神経細胞 / 神経毒 / 阻害剤
研究概要

本研究は平成元年度よりスタートする重点研究「神経伝達」の研究を進めるための計画を作定するために組織された。神経細胞におけるインパルスの伝達は、シナプス構造のもつ不均一性、現象の高速性のために、これまで我々の接近を阻んで来た数少ない対象の一つである。またそれだけにこのメカニズムの解明には世界的に著名な研究者たちが鎬を削っている分野である。このような激戦分野に参入し、限られた時間(3年間)内に相当の成果を挙げるためには、衆智を蒐めて戦略の検討を行い、それに沿って一流の研究者が少数・共同で役割を分担しながら実行する必要がある。そこで本研究班では、昭和63年に3回、またこの平成元年に3回、計6回の班会議を開催すると共に、代表者は各計画研究班員の実験室を8回に亘って訪問し研究実施計画の詰めを行なった。この結果、先ず第一に光学的測定(レーザー光、蛍光など)法を主に、電気生理(パッチクランプ)を従としてアプローチすることになった。次に、この測定に使用する細胞は、脳切片内で露出させた細胞、初期培養細胞、ガン化した株細胞などを目的に応じ使用することとした。こうして得られた種々の細胞の機能の修飾には、各種キナーゼ、神経毒、チャネル阻害剤、代謝阻害剤、遺伝子操作など最新の知見を利用することにした。次にこれまでの重点研究の推進方法とは若干異なって、早大人間科学をセンター、阪大基礎工、及び九大薬をサブセンターとし、そこに計画研究班員が若干名、1〜2ケ月の間集結し、真の意味での共同研究を行うことにした。そのために、共同利用可能機器をセンター及びサブセンターに重点的に設備することにした。上記共同研究期間以外では各計画研究班員は、それぞれの所属する箇所で従来通りのやり方で、自由に研究を行うことにした。これにより欧米の大研究室にひけをとらない研究成果を生み出す可能性が出て来たといえる。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Das,N.D.;Yoshioka,T.;Schichi,H.: J.Pineal Res.6. 9-16 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Suzuki,N.;Yoshioka,T.;Okano,Y.;Nozawa,Y.;Kano,M.: Biochem.Biophys.Res.Commun.158. 534-540 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Inoue,H.;Yoshioka,T.;Hotta,Y.: J.Biol.Chem.(1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yanagisawa,K.;Horikoshi,T.;Yoshioka,T.;Sokabe,M.: Prog.in Brain Res.74. 313-317 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Miyazawa,A.;Umeda,M.;Horikoshi,T.;Yanagisawa,K.;Yoshioka,T.;Inoue,K.: Mol.Immunol.25. 1025-1031 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshioka,T.;Inoue,H.;Das,N.D.;Shichi,H.: Inositol Lipids in Cell Signaling. 337-354 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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