研究課題/領域番号 |
63410008
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
吉村 忠典 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60017704)
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研究分担者 |
有光 友学 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (80018019)
木村 英亮 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (70012391)
鶴見 尚弘 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (30076400)
菊地 康明 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (20018047)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1989年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1988年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 帝国 / 民族 / 古代ロ-マ / ソ連 / 東アジア / 明 / 魚鱗冊 / 戦国大名 / 張鼓峰事件 / 古代ローマ / フランス / 賊役黄冊 / 佃戸 / ソ連・中央アジア / ナゴルノニカラバフ / 公事検地 / 寺領図 / 葛山氏 / 道教 / 神祗祭祀 / 人形(ヒトガタ) |
研究概要 |
本研究は、広域統合と民族問題という今日的な問題について、歴史的にさかのぼり、さまざまな地域の例について検討を加えることを目的として始めたが、ここ1、2年、とくにソ連、東欧において民族運動が高まりをみせた。その他の地域においても民族問題が注目され、庶民族の歴史に対する関心が強まった。われわれの研究も、このような情勢や内外の研究に大きな示唆をうけながら進めることができた。 研究代表者吉村は、ロ-マ帝国とガリア社会についての研究を深めてまとめ発表するとともに、この共同研究の出発点である。「世界帝国」の概念を明確にするため、西洋におけるエンパイアの概念をとりあげ、それが19世紀後半の「帝国主義の時代」において、古代ロ-マ古典期の「帝国」のルネッサンスとしてあらためて歴史的意味をもつようになったことを強調した。 菊地は、唐帝国期間7〜9世紀の日本古代国家統一過程の分析をすすめる一環として、日唐の宗教の比較研究をおこなった。 鶴見は、東アジア・中央アジアを分担し、明代「魚鱗冊」の研究をまとめ、中国において出版された。また、明朝が本来遊牧民であるモンゴル王朝が農耕民である漢人支配のためにおこなった諸政策を受け継ぎながらも、現実的に改革を進めたことを明らかにした。 木村は、ソ連における社会主義と民族の問題についてこれまでの研究をロシア文でまとめるとともに、ケ-ス・スタデイとして大粛清のさなか、朝鮮人強制移住の直後におこった張鼓峰事件の歴史的意義を探ろうとした。 有光は、16世紀日本における中世国家から近世国家への移行を明帝国成立に始まる東アジアの動きへの対応ととらえ、戦国大名権力の位置付けをおこなった。以上の成果の一部は、報告書にまとめられている。
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