研究課題/領域番号 |
63410014
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
財政学・金融論
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
下村 和雄 (1989) 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (60116217)
藤田 正寛 (1988) 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (50031381)
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研究分担者 |
石垣 健一 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)
二木 雄策 神戸大学, 経営学部, 教授 (40030738)
三木谷 良一 神戸大学, 経済学部, 教授 (30030670)
森 昭夫 神戸大学, 経営学部, 教授 (30030703)
藤田 正寛 姫路獨協大学, 経済情報学部, 教授 (50031381)
水島 一也 神戸大学, 経営学部, 教授 (70030707)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 米ドルの動揺 / 金融・資本・為替市場 / 環太平洋圏諸国 / 国際資金還流 / 国際資金配分 / 国際資金循環 / 金融 / 資本 / 為替市場 |
研究概要 |
1987年以降米ドルは激しい動揺に見舞われ、ニュ-ヨ-クの株価の突然の大暴落(10月19日のブラックマンデ-)を経て為替市場も同時にドル安となり、アメリカ経済への影響ひいては世界経済へ深刻なインパクトを与えた。このような動向はドルとの相関性の大きい日本の金融の資本市場に厳しい影響を与え、ひいては環太平洋圏諸国の通貨・金融・為替政策の協力体制に甚大な圧力を与えている。本研究は上述のドルの動揺の加速化によるわが国資金の国際的循環を東京市場を対象としてニュ-ヨ-ク市場、シドニ-市場、シンガポ-ル市場及び香港市場の補完的役割を実態を基礎として把握し、さらにこれらの市場を構成する金融機関(銀行、証券、保険)に対する本邦金融機関との協力の形態と効果について理論的実態的に最適な協力の在り方を策定しようとして4カ年計画の共同研究として発足した。しかし2年に当初の研究を縮少せざるをえなくなり以下のようなスケジュ-ルで実施した。本研究の方法は基礎的資料の収集と分析、アンケ-トによる実態調査(インタビュ-調査を含む)による調査票の電算機処理をもととする分析が大きな意義をもっている。本研究においては(1)金融市場グル-プ、(2)資本市場グル-プの2グル-プにより実態調査を実施したが協力者として安居洋、田中勝次、石田三樹、地主敏樹、家森信善の参加を求め、アンケ-ト、インタビュ-調査を銀行、証券、保険会社に対して実施し、調査票の回収のあと、神戸大学経済経営研究所機械計算室の協力によるコンピュ-タ処理により分析し近く、わが国の国際金融政策に対して提言を行うことにしている。本年度はグル-プ毎の研究会をそれぞれ3回、合同研究会を2回開催し、わが国金融資本市場の国際化のためのスピ-ドアップと円の最適国際的地位とジャパン・マネ-の最適規模を策定するための作業を行った。又地域別、通貨別マル-フロ-表の作表作業も実施中である。
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