研究課題/領域番号 |
63430010
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機・錯塩・放射化学
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研究機関 | 東京大学 (1989) 大阪大学 (1988) |
研究代表者 |
齋藤 太郎 (齊藤 太郎) 東京大学, 理学部(63年度・大阪大学・基礎工学部), 教授(教授) (90011006)
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研究分担者 |
山縣 恒明 大阪大学, 基礎工学部, 教務職員 (70166594)
井本 英夫 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (20168529)
龍野 睦宜 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (70029479)
谷 一英 大阪大学, 基礎工学部, 講師 (60029444)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 19,500千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
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キーワード | カルコゲニトクラスタ- / シェブレル相 / 超伝導 / クラスタ- / カルコゲニドクラスタ- / カルコゲンドクラスター錯体 / クラスター |
研究概要 |
本研究は3核クラスタ-化合物の縮合による三角形多面体(デルタヘドロン)骨格を有する金属クラスタ-化合物の一般的合成法の開発と生成物の構造解析を目的とした。中でも化合物超伝導体として最も重要なものの一つであるシェブレル相における構造単位Mo_6X_8骨格を持つ分子状クラスタ-化合物の組織的合成をおこない、酸化状態とクラスタ-構造における金属-金属結合距離および多面体の歪みの関係、クラスタ-分子軌道と電子スペクトルおよび磁性の関係を明らかにすることを主目的としている。 [Mo_3X_4Cl_4(PR_3)_5](X=S,Se)の還元的二量化反応による6核クラスタ-錯体[Mo_6X_8(PEt_3)_6]合成法を確立した。またナトリウムアマルガムによる化学的還元をおこない、1電子還元されたクラスタ-錯体(PPN)[Mo_6X_8(PEt_3)_6](X=S,Se)を合成単離した。これらの単結晶X線構造解析をおこなった結果、セレン誘導体の方がMo-Mo距離が長いこと、1つ電子還元によりクラスタ-骨格が正八面体からわずかに歪み、Mo-Mo結合距離もわずかに長くなることが明らかになった。この結果は固体シェブレル相Mo_6X_8に対して提唱された理論を改めるものである。またW_6X_8骨格を有するはじめてのクラスタ-錯体[W_6X_8-(PEt_3)_6]を合成した。モリブデンクラスタ-[Mo_3X_4-Cl_4(PR_3)_5](X=S,Se)とM(cod)_2(M=Ni,Pt)の反応により混合金属クラスタ-錯体[Mo_3Ni_2-X_4Cl_4(PR_3)_5]および[Mo_3Pt_2S_4Cl_4(PR_3)_6]を合成し構造解析をおこなった。ニッケル錯体は四角錐構造であり、白金錯体は平面型クラスタ-骨格を有することが明らかになった。
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