配分額 *注記 |
17,300千円 (直接経費: 17,300千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1988年度: 13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
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研究概要 |
人工知能(AI)技術の水産資原の総合解析への応用に関する研究として以下の項目を実施した。 1.人工知能(AI)での情報処理のため,UNIXをOSとする,ワ-クステ-ションを迸定し、設置した。 2.人工知能(AI)に用いられる最先端のソフトウェア技術を検索し,エキスパ-トシステム,ファジ-推論,ニュ-ラルネットワ-クの各手法が有効であることが分った。 3.水産資源研究への応用として以下の項目を実施した。 (1)相模湾におけるカタクチンワンの実況予測に,エキスパ-トンシステムおよびファジ-推論を応用し,さらに、エキスパ-トシステムへ確信度を導入することで,結果の信頼性を表現することができた。 (2)実群探知機による水中にある種々の生物よりえられる音響反射信号について50および200KHzを用いた場合,ミズクラゲの判別を行なうため,ミズクラゲの出現特の状況についてプロダクションル-ルを適用した。その結果,実用化に向けて検討に値するル-ルがえられさらに確保度を加えることで最終評価ができることが分った。 (3)ニュ-ラルネットワ-クを用いて,相模湾に来遊するマシラスの実獲量予測を行なった。すなわち,マシラスの来遊に影響する黒潮流路蛇行型の出現率と石廊崎から離岸距離を予測したところ,良好な結果を得,これと他の情報を用いて相模湾のマシラス実獲量予測の予測では,学習期間外の場合についても良い結果がえられ,今後の実用化に対して有効な情報がえられた。
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