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人体における石灰沈着物形成のメカニズムについて

研究課題

研究課題/領域番号 63440056
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関独協医科大学

研究代表者

星野 孝  獨協医科大学, 医学部, 教授 (60049111)

研究分担者 浜田 純一郎  獨協医科大学, 医学部, 助手 (80180941)
梅原 忠雄  獨協医科大学, 医学部, 教授 (00049115)
OONO Wataru  Orthopedic Surgery, Dokkyo University School of Medicine assistant
菅 正剛  獨協医科大学, 医学部, 助手 (40187620)
坂田 宏  獨協医科大学, 医学部, 講師 (70205748)
早乙女 紘一  獨協医科大学, 医学部, 助教授 (20045678)
研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
キーワード軟骨 / 石灰物質 / ピロ燐酸カルシウム / 燐酸カルシウム / inorganic pyrophosphatasc / X線回析 / inorganic pyrophosphatase / X線回折 / 偽痛風 / ピロ燐酸カルシウム結晶 / ハイドロオキシアパタイト
研究概要

(方法)平均2.5歳の肉牛の〓骨膝関節面を3cmの厚さで採集し軟骨面に軟骨下骨に達する溝を25mmの間隔をあけ2本掘った。一方の溝にはピロ燐酸ナトリウムを、他方の溝には塩化カルシウムを入れ室温保存すると約5日でピロ燐酸ナトリウムを入れた溝より9mmの所に白色のラインができる。このラインを周囲軟骨とともに採取し、1.HE染色、Von Kossa染色にて組織学的に検索。2.走査電顕による白色ラインの形態学的検索。3.X線回析、赤外線分析、ラマン分析による分析による結晶学的周定.4.Kurata and Maeda法による酵素学的検索を加えた。
(結果)1.Tangenital zoneからtransitinal zoneにかけての基質にVon Kossa染色に濃染する石灰化バンドを認めた。2.走査電顕では白色ライン部に敷石状の結晶塊が観察されたが軟骨基質との関係は明らかではなかった。3.X線回析・赤外線分析・ラマン分析では、いずれの方法でもCa_3(PO_4)_2あるいはCa_5(PO_4)_3OHであると考えられたが、ピロリン酸カルシウムは認められなかった。4.Kurata and Maeda法ではinorganic pyrophosph ataseは、新鮮軟骨においてradial zone以下の基質および軟骨細胞に認められたが、より表層部では軟骨細胞に認められた。またフッ化ナトリウムで処理した軟骨では白色ラインはできず、Kurata and Maeda法でも酵素は認められなかった。
(ポイント)ピロリン酸ナトリウムと塩化カルシウムより、リン酸カルシウムが形成されたことより、1.関節軟骨はイオン拡散能を有しておりゲルとして石灰沈着の場となりえるが、2.正常軟骨ではピロリン酸カルシウムは沈着しにくく、3.inorganic pyrophosphatoseが欠乏している状態においてピロリン酸カルシウムが沈着するのではないかと考えられた。

報告書

(3件)
  • 1990 研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 星野孝: リウマチ リウマチ学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 浜田純一郎: 日本手の外科会誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 星野孝: intertional orthopaechics.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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