研究課題/領域番号 |
63440070
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
立川 哲彦 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 助教授 (10085772)
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研究分担者 |
菱川 健司 (菱川 健二) 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 助手 (50189784)
中村 雄一 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 助手 (20180408)
河野 葉子 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 助手 (40195681)
山崎 亨 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 講師
吉木 周作 昭和大学, 歯学部・口腔病理, 教授 (30085740)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
18,800千円 (直接経費: 18,800千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1988年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
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キーワード | 核 / 核小体 / 非ヒストンDNA複合体 / 扁平上皮癌 / 核抗体 / 核小体抗体 / 前癌病変 / 形質転換 / 抗核抗体 / 抗核小体 / 癌マ-カ- / 非ヒストン蛋白質 / クロマチン / 上皮性異型性症 / 抗核小体抗体 / 癌マーカー |
研究概要 |
ヒト舌由来扁平上皮癌細胞であるNA細胞から核および核小体を抽出し、それぞれに対する抗体を作製した。さらに、この抗原の性状およびこの抗体を用いて、口腔の正常組織、炎症性病変、粘膜過形成、良性腫瘍、悪性腫瘍などについて免疫組織学内に検索した。それらの結果を要約すると次の如くである。 1.核抗原の分子量は60KD、核小体抗原の分子量は120KDであった。 2.正常口腔粘膜の扁平上皮細胞はいずれの細胞層でも核および核小体はDAB反応で認識されなかった。また、上皮下結合成の間菜系細胞もこれらの抗体で認識されなかった。 3.日板程の核および核小体はいずれの抗体でも認識されなかった。 4.乳頭腫の核および核小体はいずれの抗体でも認識されなかった。 5.異型上皮増殖症の基低細胞の核および核小体はいずれの抗体でも認識されなかったが、基低細胞の異型性が増強し、細胞増殖が盛んな部近ではいずれの抗体でも弱陽性を呈する様になり。この基低細胞が形質転換している可能性を示唆した。 6.角化粘扁平上皮癌における癌細胞の核および核小体はいずれの抗体でも認識された。また、癌胞巣の中央部に位置する角化傾向を呈する癌細胞では核のみならず細胞質にも染色された。 7.非角化性扁平上皮癌における癌細胞の核および核小体はいずれの抗体でも認識された。この例においとは角化性扁平上皮癌で見られた細胞質での抗体の局在は認められなかった。 8.以上の結果より、抗核抗体や抗核小体抗体は扁平上皮癌の核および核小体の60KDと120KDの蛋白質を特異的に認識することが判明した。
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