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健康にかかわる心理学的諸要因の分析

研究課題

研究課題/領域番号 63450021
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関早稲田大学

研究代表者

相馬 一郎  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (00063488)

研究分担者 根建 金男  早稲田大学, 人間科学部, 専任講師 (20156160)
坂野 雄二  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (10134339)
山崎 勝男  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (40084579)
野呂 影勇  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70122851)
春木 豊  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80063551)
研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1989年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1988年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード健康の心理的要因 / 健康感尺度 / 意欲 / 生活行動習慣 / 認知的対半処方略 / 自律神経ポリグラフィ- / 行動習慣 / 認知的対処
研究概要

前年度の予備調査の結果にもとづき、40項目からなる健康感尺度の最終原案が作成され、成人・大学生252名を対象に調査が実施された。分析結果から、健康感は心理的安定感、意欲、体調、生活行動習慣の4因子から構成されていることが分かった。そこで、これらの因子にもとづいて下位尺度を構成することにし、信頼性と妥当性を検討した。下位尺度ごとの内的整合性を検討した結果、心理的安定感では9項目、意欲では11項目、体調では6項目、生活行動習慣では7項目、合計33の尺度項目が選定された。尺度全体のa係数は十分高い信頼性をもつ値であった。健康感尺度の安定性を検討するため、検査・再検査間の相関係数を算出した結果、高い相石係数が得られた。健康感尺度の妥当性を検討した結果、弁別力が高く、妥当なものであることが示された。
本尺度を詳細に検討するため、次の実験が実施された。健康感尺度の高・低得点者に対して、嫌悪刺激回避場面での認知的対処方略と自律系生理反応の違いを比較検討するために実験を行った。その結果、健康感の高い者はそうでない者に比べ、多様な認知的対処方略を用い、自律系生理反応の安定化を自己コントロ-ルによって試みる傾向があることが明らかにされた。精神神経科外来患者を対象に自律神経系のポリグラフィ-、MAS、CMI、STAIを実施すると共に、健康感尺度も併せて実施した。健康感尺度の高得点者は、低得点者よりも照律神経ポリグラフィ-の変動が多く、交感神経系の活発さがうかがわれた。A治療施設の治療セッションに参加した、対人不安の患者に、認知行動変容によるトリ-トメントを行い、その前後に健康感尺度と5種類の不安テストを実施した。その結果、対人不安群の健康尺度得点は、健常者、内科群より有意に低く、心療内科群とは差がなかった。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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