研究課題/領域番号 |
63450028
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
清水 新二 国立精神・神経センター, 精神保健研究所・精神保健計画部シ (40113493)
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研究分担者 |
磯田 朋子 活水女子短期大学, 家政科, 講師 (90193391)
大島 巌 国立精神, 神経センター精神保健研究所・精神保健計画部統, 研究員 (20194136)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 現代家族 / 私事化 / マイホーム主義 / 円環モデル / FACES |
研究概要 |
昭和63年度の研究計画に沿って、研究実績を要約すれば (1)個別化、私事化現象の理論的深化: 研究分担者以外にもこの問題に関心をもつ若手研究者、院生等に加わってもらい文献を収集しつつ、研究会毎に報告、討議を積み重ねた。その結果、私事化の現象的多様性とその理論的整理に進捗がみられ、それらは毎回の研究会に各自が提出した討議資料メモとしてまとめられている。 (2)実証研究への接合作業: (1)と同様のスタイルで、本年度後半の研究会を中心に調査デザインをにらんだ測定可能性の探究が目指された。最終的な調査票は、次年度早々に仕上げる段階にきている。 (3)家族機能水準測定尺度の作成: 分担者全員が尺度構成論のテキストを購入し勉強しながら、D.OLSONらのFACES尺度を検討した。日本語への翻訳の妥当性、翻出された尺度の信頼性の検討等がプリテストとして、実施された。 (4)次年度臨床調査の予備作業として、現場ケースワーカーに協力を依頼し、カルテ、ケースファイルの整理を行なった。 全体の進捗状況は、当初計画よりもいく分遅滞気味であるが、これは年度半ばに研究代表者の所属が大阪より東京に変わったため、研究態勢の立直しと再調整に時間を費したことによる。また時間のみならず、研究費の面でもこの影響が生じ、当初予算に較べ旅費費目の膨みが若干みられた。
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