研究課題/領域番号 |
63450039
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
細田 和雅 広島大学, 教育学部, 教授 (30032759)
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研究分担者 |
中條 和光 広島大学, 教育学部, 助手 (90197632)
縫部 義憲 広島大学, 教育学部, 助教授 (20131691)
岡崎 敏雄 広島大学, 教育学部, 助教授 (00194340)
長友 和彦 広島大学, 教育学部, 助教授 (60164448)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 誤用分析 / 中間言語 / 自己管理学習 / 教室外の話者 / 教室内外の統合 / 自尊感情 / PM機能 / あいまいさに対する耐性 / 文文法 / 談話文法 / 聞き手中心指導 / COLT / 第二言語伝達力 / PM |
研究概要 |
1.作文にあらわれる誤用分析 学習者の日記を調査対象とし、学習経験の違い(約300時間の学習者と約400時間の学習者)が、動詞「て」形、形用詞過去形、「が」と「は」等の習得にどう反映するかを分析し、日本語の習得過程の諸相を明らかにし、日本語の教授・学習過程の効率化を考えた。 2.聞き手中心の談話指導の効果測定 前年度で理論化した「教室内活動と教室外言語行動の統合化」を具体化する方策として、自己管理学習のシステム化と教室外の話者に組み込む授業過程とについて、デ-タの談話の特色に立脚して検討、考察した。 3.授業コミュニケ-ション分析 授業コミュニケ-ションにかかわる学習者要因の分析をした。学習者の自尊感情と、PM機能の認知(学習者と教師とによる)、日本語コ-スに対する態度との関連を調査し、その結果にもとづいて、自尊感情と総合的日本語能力とを並行的に伸ばす授業を試み、分析した。あいまいさに対する耐性については、NortonのMAT-50により測定し、日本語学習の成績との関連を多変量解析により分析したが、MAT-50によって成績を予測するのは困難であった。あいまいさに対する耐性は他の要因を介して学習に関与するものと考えられた。
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