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自然観測法による波形の構造解析とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63460128
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電子通信系統工学
研究機関東京工科大学

研究代表者

飯島 泰蔵 (飯島 泰藏)  東京工科大学, 工学部, 教授 (50016622)

研究分担者 川崎 順治  金沢工業高等専門学校, 講師
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード自然観測法 / 基本観測値系列 / 周波数分析 / 瞬時特徴 / 瞬時波形 / ランニングスペクトル / 波形 / 構造解析 / 特徴系列 / 冗長性
研究概要

前年度実施した基礎的事項に関する検討結果を基に、実波形についての構造解析とその応用面の開拓に関して、研究を進めた。
1.音響振動波・音声波等の実波形をマイクロホンによって把え磁気テ-プ上に収録するとともに、収録波形の一部を切り出してA/D変換を行い、パソコン上で自然観測値系列を導出する実験体制の整備を行った。
2.上記実験装置によって実デ-タの取扱いは可能となったが、理論解析の精度を深めるため、実デ-タを模疑する理論波形の自動発生法について研究し、3つの型の逐次関数波形発生アルゴリズムを確立した。これらを組合わせることにより、かなり広範囲の波形を模疑的に発生することが、可能となった。
3.上力波形に対応して、それから基本観測値系列を算出するプログラムを作成するとともに、これらの基本観測値系列から逆に原波形を合成するプログラムを完成し、任意の波形に対してシミュレ-ション実験を試みた。結果は理論通り再構成可能であることが、確認された。
4.上記の結果を踏まえて、瞬時波形から得られる基本観測値系列から入力波形の周波数分析を厳密に行うためのプログラムの開発を行った。定常波形に譜する周波数分析は、従来フ-リエ解析法が用いられてきたが、同等な結果が上記のプログラムによって、瞬時波形から導出可能であることが、確められた。この結果は、このプログラムがランニングスペクトルの厳密な導出方法を与えるものであることを、示唆していると云える。
5.基本観測値系列は、入力波形の瞬時特徴を表現するものであることが確められたので、これを認識に応用する具体的方法について、研究を進めつつある。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 大久保真樹: "自然観測係数による母音連鎖の認識" 電子情報通信学会論文誌(分冊DーII). J72ーDーII. 1985-1991 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 大竜 徹: "有限次元の自然観測システムによる音声信号のモデル化" 電子情報同信学会論文誌(分冊A). J72ーA. 902-908 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 飯島泰蔵(分担): "知能化センシング(第2章知能化技術の実際と当面する諸問題)" (株)サンエンスフォ-ラム, 306 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤義明: 日本エム・イー学会誌「医用電子と生体工学」. 26. 133-138 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 木竜徹: 電子情報通信学会論文誌(分冊A). 72. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 大久保真樹: 電子情報通信学会論文誌(分冊A).

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 飯島泰藏: "パターン認識理論" 森北出版, 1-200 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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