研究課題/領域番号 |
63460133
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
小川 英光 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016630)
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研究分担者 |
井宮 淳 金沢大学, 工学部, 講師 (10176505)
山下 幸彦 東京工業大学, 工学部, 助手 (90220350)
熊沢 逸夫 東京工業大学, 工学部, 助手 (70186469)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | コンピュ-タトモグラフィ / 投影デ-タ / 3次元画像 / 動画像 / 画像処理 / 画像再構成 / 円錐ビ-ム投影 / 射影フィルタ / コンピータトモグラフィ / 3次元CT / 不完全投影 / 一般標本化定 理 |
研究概要 |
医学の分野に革命をもたらしたコンピュ-タ・トモグラフィ(CT)は、ここ10数年の間に目覚ましい発展を遂げてきた。しかしながら、現在の技術では、直接再構成できる断面は、体軸横断面、あるいは、それから僅かにずれた傾きを持つ断面に限られている。この様な2次元画像を再構成するアルゴリズムを用いて、任意断面や3次元画像を再構成することは大変効率が悪く、デ-タの計測、計算に時間がかかるため、従来、変動する物体の2次元、あるいは3次元断層像を再構成することは不可能であると考えられてきた。研究代表者らは、この難問に対して、本年度に次のような研究成果を上げ、変動画像に対するCTの実現に向けて着実に一歩前進することができた。まず、投影方式として、従来より用いられている多層スライス方式に代わり、円錐ビ-ム投影方式により3次元対象から高速にデ-タを収集することを想定し、円錐ビ-ムデ-タから直接3次元画像を再構成することのできるアルゴリズムを提案した。それは、特に、検出器を高速回転したときに生じるブレの問題をも考慮した、現実的な手法となっている。また、2次元画像デ-タ、及び3次元画像デ-タの投影が持つ冗長性の構造を明確にし、それを利用して再構成画像の精度、品質を高める手法を導いた。さらに3次元空間中で任意方向に隣接した画像値の連続性等、3次元画像の持つ特有の冗長性や構造を、計算アルゴリズムに反映するために、それらの構造を線形部分空間として記述して利用する、部分射影フィルタの理論を構築した。またエミッションCTに対する3次元画像再構成アルゴリズムを明らかにした。
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