研究課題/領域番号 |
63460151
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤野 陽三 東京大学, 工学部, 助教授 (20111560)
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研究分担者 |
伊藤 学 東京大学, 工学部, 教授 (00010661)
篠原 正 東京大学, 工学部, 講師 (70187376)
辻川 茂男 東京大学, 工学部, 教授 (20011166)
篠 泉 東京大学, 工学部, 助手 (20178875)
千田 善孝 東京大学, 工学部, 助手 (00107559)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | ボックス構造 / 橋梁 / 腐食環境 / 錆 / 防錆 / タワー / ボックス補剛桁 / 除湿機 / 湿度コントロール / 流れのシミュレーション |
研究概要 |
(1)実橋における腐食環境調査 (a)本四公団大島大橋をはじめ、5つの実橋において裸鋼板の腐食環境調査を6〜12ヶ月行ない、ボックス内であれば、きれいな鋼板で0.1μm/年、錆のある鋼板で4μm/年程度であることがわかった。ちなみに外部では40μm/年といわれており、ボックス内部の腐食環境は極めてよく、塩分などの侵入、漏水のないボックスであれば内部は無塗装でも問題がないことになる。 (b)橋梁ボックスタワ-ではボックス桁に比べ、腐食環境が劣ることが、鋼板の腐食量調査より明らかとなった。この原因としては現行タワ-に設けられている換気口により空気とともに塩が流入するためであることが実証的に明らかにされた。換気口は防錆上何ら益のないことが示された。 (c)海塩粒子の測定 ボックス内部の海塩粒子量を測定し、少ないことが示された。 (d)シリカゲルによるボックス内部の防錆 ボックス内部の除湿をシリカゲルで行なう防錆法を検討し、工学的に十分行いうる方法であることを示した。
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