研究課題/領域番号 |
63460174
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
南井 良一郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027211)
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研究分担者 |
鈴木 祥之 京都大学, 防災研究所, 助教授 (50027281)
國枝 治郎 京都大学, 防災研究所, 助教授 (50025962)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1989年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 非線形動的相互作用 / 履歴構成方程式 / 非線形波動方程式 / 確率論的地震応答解析 / 耐震信頼度解析 / 確率システムモデル / 確率微分方程式 / 動的相互作用 / 確率過程 / 地震応答 / 非線形地盤 / 非線形構造物 / 動的不安定 |
研究概要 |
大地震時の地盤と構造物の非線形動的相互作用を考慮して、不規則地震外乱を受ける地盤-構造物系の確率システムモデルを構成し、履歴形非線形性を有する地盤-構造物系の耐震安全性を定量的に評価するための確率論的地震応答解析法を導出することを目的とする研究を実施して、次の成果を得た。 1.多方向入力を受ける履歴形立体構造物の大地震時の非線形挙動を明らかにするため、多軸応力および変形状態における履歴構成則の微分表示を求め、運動方程式を確率微分方程式として表現した。 2.履歴媒質からなる軟弱地盤の大地震時の非線形挙動を明らかにするため、多軸応力および歪状態における構成方程式を、相当応力および歪間の履歴構成則の微分表示と同伴型塑性流動方程式を用いて求めるとともに、履歴媒質の波動方程式を時空間に関する1階連立偏微分方程式として表現した。 3.半無限粘弾性基礎地盤への逸散減衰と履歴形表層地盤と構造物の非線形動的相互作用を考慮した地盤-構造物系の有限要素、境界要素併用型地震応答解析法を導いた。 4.履歴形地盤-構造物系の耐震信頼度解析を、不規則地震外乱の確率微分方程式と系各部の履歴構成則ならびに多軸応力および変形状態における損傷度の微分表示を用いて、確率微分方程式として定式化し、系各部および全系の耐震信頼度関数を高次のモ-メント方程式を用いて求める方法を導出した。
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