研究課題/領域番号 |
63460182
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
谷口 汎邦 東京工業大学, 工学部, 教授 (40016332)
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研究分担者 |
山口 勝巳 (山口 勝己) 東京工業大学, 文教施設総合研究センター, 助手 (30200611)
原 坦 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (60087278)
宮本 文人 東京工業大学, 文教施設総合研究センター, 助教授 (20143688)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 学校校舎 / 建築工事費用 / 工事費構成比 / 積算数量 / RC造 / 躯体 / 仕上 / 施工単価 / 小学校 / 中学校 / 学校施設の整備状況 / 校舎 / 建築費用 / 工事科目別費用 / 建築単価 / 施設規模 / 都市の類型 |
研究概要 |
学校施設は、教育方法の多様化等に伴い、新しい計画的対応が求められ、平面プランの形態、屋外、屋内の空間構成やデザイン、多目的・オ-プンスペ-スの導入、地域社会への開放、地域施設との複合化等さまざまな点において、その物的教育環境が変わりつつある。このような学校施設の質的転換を効率的に行うためには、地域的な整備状況を考慮しながら、建設コストの検討を行うことが必要である。本研究では、既存RC造校舎を対象に建築工事費用と積算数量について分析を行い、以下のような結果を明らかにしている。 1.学校施設の地域的な整備状況をもとに建設コストの検討を行うため、学校施設関係指標をもとに都市を類型化し、都市における公立小中学校の校舎及び体育施設の整備状況を明らかにしている。 2.校舎の建設工事費用について、工事種目別及び建築工事科目別に単位面積当たりの各工事費用の分布状況、及び各工事費用の構成比の分布状況をそれぞれ把握している。 3.躯体数量について、柱、壁等部位別に単位面積当たり各躯体数量(コンクリ-ト量、型枠量、鉄筋量)の分布状況を把握している。また、各躯体数量と延床面積とは相関が高いこと等を明らかにしている。 4.内部、外部の仕上数量について、内壁面積、外部開口部面積等各部分別の仕上数量と延床面積の関係を明らかにしている。特に、内部仕上は、用途別に床仕上面積に対する各部分の仕上数量の分布状況を把握している。 5.躯体については施工単価の資料、仕上については部分別単価の資料を用いて、積算数量をもとに工事費の算定を行い、設計工事費内訳明細書に記載されている金額と比較、検討を行っている。また、単価の資料が入手できれば、タイムラグなしに物価変動に対応した工事費を概算できることを示している。
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