研究分担者 |
有川 正俊 九州大学, 工学部, 助手 (30202758)
渡辺 正子 京都大学, 工学部, 教務教官 (70127158)
平石 裕実 京都大学, 工学部, 助教授 (40093299)
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 助教授 (70166099)
最所 圭三 (最近 圭三) 九州大学, 工学部, 助手 (50170486)
掛下 哲郎 佐賀大学, 理工学部, 講師 (10214272)
古川 哲也 九州大学, 大型計算機センター, 講師 (00209165)
今井 浩 九州大学, 工学部, 助教授 (80183010)
吉川 正俊 九州大学, 大型計算機センター, 講師 (30182736)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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研究概要 |
本研究に対し,昭和63年度は,マルチメディアデ-タベ-スに必要な加工機能を整理し,マルチメディアデ-タに対する分解・合成のためのマルチメディアベ-ス質問言語を検討した.平成元年度は,マルチメディアデ-タを表示する際に生じる各種の不整合を解決するための意味的概視機能を検討した.本年度は,マルチメディアデ-タベ-スのビュ-として,利用者ごとの意味階層を簡単に自由に設定できる視覚的階層的質問言語を設計し,この視覚的階層的質問言語が各種の複雑な構造を有すマルチメディアデ-タを操作できる環境を利用者に提供できることを確認した.また,これらのデ-タ構造の基本であるリンク構造に対する検索・更新についても研究を行なった. この視覚的階層的質問言語は,高度なマルチメディア出力を得るための複雑で長い質問を簡単に作成するために,質問の逐次的作成,部分修正,全域修正といった機能を支援する質問作成システムという観点で設計した.この質問作成システムで作成された出力結果は,その中でデ-タが意味的構造化されており,利用者独自の意味構造を質問により反映することができ,構造化の対象をデ-タベ-スから利用者ビュ-へと移すことができ,より柔軟なマルチメディアデ-タベ-スの利用形態を実現できる.また,この視覚的階質問言語では,利用者は,従来の質問言語とは異なり,形式的な文法やデ-タベ-ススキ-マを覚える必要は無く,デ-タベ-スとそのビュ-を表すアイコンの直接操作により複雑な質問および利用者ビュ-を作成できる.この視覚的階層的質問言語は,本年度の当科学研究費補助金の一部で購入したMacintosh上での実現を試みている.
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