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pH匂配を駆動力とする生理活性物質の新しい連続分離・濃縮法

研究課題

研究課題/領域番号 63470101
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 化学工学
研究機関東北大学

研究代表者

鈴木 睦  東北大学, 工学部, 教授 (30005300)

研究分担者 山下 善之  東北大学, 工学部, 助手 (60200698)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1988年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
キーワードアミノ酸 / 連続分離 / 濃縮 / イオン交換樹脂 / 移動層 / pH分布
研究概要

アミノ酸の連続分離濃縮を目的として、イオン交換樹脂の移動層型向流接触装置を作成し、その濃縮分離特性を数値シミュレーションおよび実験によって検討した。アミノ酸はその等電点より低いpHにおいては陰イオンとして存在し、陽イオン交換樹脂に吸着される。そこで、移動層内に塔頂から塔底に向かってpHが大きくなるようなpH匂配を形成しておくと、塔頂に向かって行くフィード液中のアミノ酸は、等電点を越えたところで陽イオン交換樹脂に吸着され、下方に運ばれてpHが大きくなると脱着する。この過程が繰り返される事により、塔内のアミノ酸はその等電点に近いpHを持った位置に濃縮してくることになる。
まず濃縮特性を調べるために、L-ヒスチジン水溶液をフィードとし塔内のアミノ酸濃度の経時変化を高速液体クロマトグラフィで測定した。この際、フィードの流量は一定としたが、固相の流速は塔の中心部が目的のpHになるように制御した。測定結果をみると、ヒスチジンの濃縮が見られ、その位置も数値シミュレーションとも一致していた。
次に分離特性を検討するために、L-ヒスチジンとL-シスチンとの2成分のアミノ酸を含む水溶液を用いて同様の実験を行なった。実験の結果、2種類のアミノ酸はそれぞれカラムの違う位置で濃縮し、分離可能なことが確認された。また、各成分の濃縮位置は、数値シミュレーションの結果とも一致した。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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