研究課題/領域番号 |
63470115
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
製造化学・食品
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
吉原 照彦 (1989) 北海道大学, 農学部, 助教授 (90002071)
坂村 貞夫 (1988) 北海道大学, 農学部, 教授 (10001372)
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研究分担者 |
及川 英秋 北海道大学, 農学部, 助手 (00185175)
坂村 貞雄 北海道大学, 名誉教授(帯広畜産大 (10001372)
吉原 照彦 北海道大学, 農学部, 講師 (90002071)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1989年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1988年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | チョコ-ル / 誘導性抵抗 / エポキシ脂肪酸 / 坑菌物質 / ガマの穂病 / フラノ-ス化 / チモシ-ガマの穂病 / Epichloe typhina / チョ-ク / フラノシル化 / スフィンゴイド / チモシーがまの穂病 / Epichloe Iyphina / チョーク / 病害抵抗性機作 / チョコール / チョコール酸 / 抗菌物質 |
研究概要 |
1.5員環セスキテルペノイドであるChokol類(D〜L)9種、Chokolic acid類2種とChokolalの単離、構造決定を行なった。上記化合物はいづれも文献未記載の化合物である。坑菌活性があることと罹病チモシ-に特異的に含まれることから誘導抵抗性に関与している可能性が高い。 2.すでに坑菌性C_<18>-ハイドロキシ不飽和脂肪酸を得ているが、今回新たにその酸化開裂した脂肪酸類3種、および脂肪酸ラクトンを得た。これらはいづれも坑菌活性を有した上記セスキテルペノイド群と共に病害抵抗性に関与しているものと思われる。 3.フェノ-ル類としては、坑菌性フェノ-ルラクトンのほか坑菌活性はみられないが、di-P-coumaroylglycerolやその2量体でありChokorinを単離した。また、B環が芳香族化したanthrasteroidも単離した。 4.気菌糸形成誘導活性を示すPhytol類3種を得た。また、アミスギタケ発芽誘導活性を示すcyclooctasulfurも単離された。 5.リグナンの酸化生成物が得られたことから、ガマの穂病菌によるフェノ-ル化合物の代謝について調べ、リグナン(pinoresinol)からは酸化生成物との-ribofuranoside、フラボン(diosmetin)からは7-0-α-ribofuranosideが生成し、ガマの穂病菌による特異なfuranosyl化が明らかになった。
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