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果実の人工生産を目的とした果実肥大生長機構の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 63480035
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関東京大学

研究代表者

崎山 亮三  東京大学, 農学部, 教授 (70011955)

研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1988年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワード果実 / 肥大生長 / 収穫後生理 / 膨圧 / キュウリ果実
研究概要

植物体から切り離した果実に、培養液を供給することによって肥大生長させることを最終の目的として、培養液の供給する方法、肥大を測定する方法を考案し、それらをキュウリ、トマトの単離果実に適用した場合の肥大生長を調査した。
1.培養液の供給には、果柄または茎の断面全体に供給する場合の装置と注射針を刺して注入する装置を作成した。
2.培養液を供給する果実の部位については、果柄に直接供給する場合と果柄の付いている茎を15cm程度残して植物体から切り離し、茎の下端から培養液を供給する場合の2通りを検討した。
3.キュウリ果実の実験ではわずかではあるが、肥大は認められた。茎の断面全体に培養液を供給する方法は注射針を用いる方法に比べて効果が高かった。肥大継続時間は培養液の供給開始から1〜2時間で、肥大量は果実直径で20〜30×10^3mmの範囲が多かった。
ホ-グランド・ア-ノンNo.2培養液やMS培養液にスクロ-スやグルタミンを加えても、肥大の効果はあまりなかった。IAAは効果があるように推測された。培養液の供給速度の肥大速度への影響はなかった。
4.単離トマト果実の生長は明瞭に生じた。肥大生長は約20日間継続した。単離トマト果実生長速度は樹上の果実の1/1000〜1/100であった。
5.キュウリ果実の組織内圧力の低下は、相対湿度の低下、気温の上昇、日射量の増加と関係していた。夜間の組織内圧力は果実が若いときには上昇したが、生長が進むと低下した。果実の周囲長は日の出とともに増加しはじめ、午前中は顕著で、夕方には停止した。果実周囲長の1日の生長量は日射量が多く、気温が高い日には大きかった。

報告書

(4件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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