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細胞の不死性獲得による発現が増加する新しいS-100様カルシウム結合蛋白質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 63480129
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関九州大学

研究代表者

遠藤 英也  九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40037320)

研究分担者 古市 正人  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (70199420)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1988年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードpEL98 / cDNAクローン / 不死性獲得 / 塩基配列 / S-100様カルシウム結合タンパク質 / 遺伝子ファミリー
研究概要

不死性を獲得している樹立培養細胞や癌細胞などで特異的に発現の見られる配列として単離したEL98cDNAについては引続き解析を行い、以下の結果を得た。
1.EL98のタンパク質コーディング領域をファージベクターpSP64に挿入し、SP6RNAポリメラーゼによって転写させて得られたRNAと、ハイブリセレクト法によって調製した細胞RNAとをin vitroの系で翻訳した。その結果、何れのRNAを用いた場合にも等電点5.4、分子量12,000のタンパク質が検出され、塩基配列から推測された値とほぼ一致することがわかった。従って、転写の見られる細胞においては、EL98タンパク質もしくはその相同タンパク質が産生され得るものと考えられる。
EL98タンパク質のカルシウム結合能の有無を調べるため、大腸菌の発現ベクターにEL98を連結し、生産の最適化と精製について実験中であり、あわせてEL98タンパク質の抗体を作成することを考えている。
2.EL98と相同な配列の発現が観察されたHeLa細胞のcDNAライブラリーから、相同配列をもつクローンをスクリーニングし、この塩基配列を決定したところ、全く同じ長さのタンパク質をコードし得るORFを有し、この領域の塩基配列レベルでEL98と約90%のホモロジーを持つことが明らかとなった。また、このcDNAにはスプライス部位の異なるクローンが含まれていたので、さらにこれを解析中である。
3.EL98をプローブとしたSouthern分析では、Hela細胞DNAを用いると、BamHIで約5.8kbのバンドが、XbaIでは7.4kbのバンドが検出された。このヒトゲノム遺伝子とEL98の由来するマウスBalb/cのゲノム遺伝子を解析するために、それぞれのゲノムライブラリーをスクリーニング中である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Goto K.;Endo H.: Biochem.Internat.(1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Goto K.;Furuichi M.;Fujiyoshi T.;Endo H.: "S-100 related proteins(in Stimulalus Response Coupling)" The Telford Press,

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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