研究課題/領域番号 |
63480133
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | (財)東京都神経科学総合研究所 |
研究代表者 |
出口 武夫 (財)東京都神経科学総合研究所, 分子神経生物学研究室, 参事研究員 (20073059)
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研究分担者 |
佐々木 由起子 (佐々木 由紀子) (財)東京都神経科学総合研究所, 分子神経生物学研究室, 主事研究員 (30142152)
大迫 俊二 (財)東京都神経科学総合研究所, 分子神経生物学研究室, 主事研究員 (50152103)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1989年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1988年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 松果体 / メラトニン / N-アセチル転移酵素 / 多型性 / 点変異 / Nーアセチル転移酵素 / 生体時計機能 / アセチル転移酵素 / cDNAクローニング |
研究概要 |
アミノ基を含む務生体内物質および薬物は、N-アセチル化されることにより生理活性を示すようになる場合と、逆に不活性化され排出される場合とがある。メラトニン生合成酵素であるセロトニンNAT(SNAT)は前者であり、肝臓などのアリルアミンNATは後者に属する。本研究ではこれら多様な機能を示すNATのcDNAと遺伝子DNAをクロ-ニングし、その構造と機能を解析するとともに、多型性の基盤をなす遺伝子変異を明らかにしようとした。2年間にわたって以下の研究成果をあげることができた。 (1)ニワトリ肝臓のNATを部分精製し、これを抗原として単クロ-ン抗体を多数作成した。この抗体を用いたアフィニテイカラムによりNATを単一の蛋白にまで精製し、そのアミノ酸配列を一部決定した。(2)このアミノ酸配列に対応するオリゴヌクレオチドをプロ-ブとしてニワトリ肝臓のNATのcDNAをクロ-ニングするとともに、これを発現ベクタ-に結合したのちCHO細胞で発現させることに成功した。(3)ニワトリ肝臓のNATのcDNAをプロ-ブとして、ニワトリ松果体のcDNAライブラリ-よりNATのcDNAを2種類クロ-ニングしたが、その一つは脳に、他は腎臓に強く発現していることが判った。(4)ニワトリ肝臓のNATのcDNAをプロ-ブとしてウサギおよびヒトの肝臓のNATのcDNAをクロ-ニングした。ヒトについては多型性NATのcDNAが2種類分離できたが、これは高い活性のNATと低い活性のNATに対応するものであることが判った。 (5)ヒトの遺伝子DNAのRFLP解析からNAT遺伝子型と、アセチル化反応表現型との対応関係が明らかになった。 (6)ウサギのNATのcDNAを用いてウサギ遺伝子の解析を行ったところ、NAT活性が低い個体ではNAT遺伝子の一部が欠損していた。
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