研究課題/領域番号 |
63480187
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
馬淵 宏 (馬渕 宏) 金沢大学, 医学部, 助教授 (00019960)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 家族性高コレステロ-ル血症(FH) / LDLレセプタ-遺伝子異常 / FHーTonamiー1 / FHーTonamiー2 / アポ蛋白Bー100遺伝子異常 / ホモ接合体性家族性高HDL血症 / CETP遺伝子異常 / 家族性アポ蛋白B異常症 / 家族性高HDL血症 / HDLーコレステロ-ル / アポB遺伝子 / CETP遺伝子 / コレステロ-ルエステル転送蛋白(CETP) / HDL-コレステロ-ル / CETP欠損症 / 家族性高コレステロール血症 / LDLレセプター / 遺伝子診断 / LDLレセプター遺伝子異常 / FHーTonami-1 / FHーtonami-2 / FHーKanazawa / FHーOkayama |
研究概要 |
主な研究内容は以下の3項目である。 1) 家族性高コレステロ-ル血症(FH)におけるLDLレセプタ-(LDLーR)遺伝子異常 ヘテロFH患者210家系を検討し、4種の新しいLDLーR遺伝子変異を発見した。(1)FHーTonamiー1:このLDLーR遺伝子異常は第15エクソンと隣接のイントロンを含む約6kbの部分欠損である。LDLーR蛋白の発現は、正常細胞では120KDの前駆体が160KDの成熟体となるのに対し、FHーTonamiー1では正常より小さい約100KDの前駆体が多量に合成されるが、成熟体へ移行することなく、速やかに細胞内で分解される。(2)FHーTonamiー2:第2,3エクソンを含む約10kbの欠損によりガンド結合領域が部分欠損した異常LDLーRである。この異常LDLーRの活性は正常の約40%あるので、ホモFHーTonamiー2の4例でも比較的軽症であり、64,53,51,35才と生存中である。(3)FHーKanazawa,FHーOkayama:新しいLDLーR変異と判明した。 2) アポ蛋白Bー100遺伝子異常 アポ蛋白Bー100遺伝子のエクソン26の1塩基変異により第3500番のアミノ酸がArgからGlnへ変化し、LDLーRと結合しなくなる変異を本邦で初めて1家系2例で確認した。 3) CETP遺伝子異常 ホモ接合体性家族性高HDL血症はCETPの欠損による疾患であることを発見し、本症のCETP遺伝子異常はエクソン14とイントロン14の接合部のG→A点変異であることを明らかにした。本邦において、CETP欠損症ホモ型10例、ヘテロ型20例を見出だした。CETP欠損は高HDL血症と同時に低LDL血症をもらたすことが判明した。
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