研究課題/領域番号 |
63480209
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
久保 恵嗣 信州大学, 医学部, 講師 (80143965)
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研究分担者 |
松沢 幸範 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (40219423)
小林 俊夫 信州大学, 医学部附属病院, 講師 (80020775)
上田 五雨 信州大学, 医学部附属心脈管研究施設, 教授 (10020702)
酒井 秋男 信州大学, 医学部附属心脈管研究施設, 助教授 (70020758)
平山 二郎 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (90156696)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 覚醒時緬羊 / 肺傷害 / 肺機能 / 動肺コンプライアンス / 肺粘性抵抗 / 肺機能(換気力学) / TNF(tumor necrosis factor) / エンドトキシン / 肺血管傷害 / 肺空気塞栓 / 換気力学 |
研究概要 |
研究費か継続して交付された昭和63年度から平成年度にかけ、覚醒時緬羊の各種肺傷害における肺機能障害の病態の解明を次の2点よりおこなった。 1.各種肺傷害の病態生理 エンドトキシン血症、肺空気塞栓、パラコ-ト中毒および左房圧上昇時の肺傷害発生の病態生理の差異を比較検討し。これら4群間で、肺循環および肺リンパ動態が異なり、前3者では肺血管透過性亢進型肺水腫がみられた。肺空気塞栓での肺高血圧は、空気による肺血管閉塞である。パラコ-ト中毒では肺循環動態に変化なく、肺水腫の発生にも時間的遅延のあることがわかった。また、色素(ICG)の肺リンパへの移行は、エンドトキシン血症と肺空気栓では異なり、前者で大であり、透過性亢進の機序が異なることが推定された。 2.換気力学の測定法の確立および肺傷害への応用 初年度に、気流速度(V^^・)、換気量(V)、肺内外圧差(Ppl)をレクチコ-ダ-に同時記録し作図法により動肺コンプライアンス(Cdyn)と肺粘性抵抗(RL)を計算する方法を確立した。コントロ-ル群、左房圧上昇群、空気塞栓群、エンドトキシン血小群およびTNF(tumor necrosis factor)群での換気力学の変化を検討した。コントロ-ル群、圧上昇群には変化なかった。えんどときしん血症群とTNF群は、ほぼ同様の傾向をし、肺動脈圧の上昇とともに、Cdynは低下し、RLは上昇した。しかし、これらの変化は、エンドトキシン群では注入後約1時間よ始まるが、TNF群では注入後約15分より開始した。TNFはエンドトキシンより刺激されたマクロファ-ジより放出され、種々の生理活性をしめす考えられている。TNFも気道系に収縮作用を示し、しかも、その作用発現がエンドトキシンらりも早期である点興味深い。
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