研究課題/領域番号 |
63480266
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
春日 雅人 東京大学, 医学部(病), 講師 (50161047)
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研究分担者 |
鈴木 紘一 東京都臨床医学総合研究所, 部長
泉 哲郎 東京大学, 医学部(病), 医員 (00212952)
柴崎 芳一 東京大学, 医学部(病), 助手 (80196419)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1989年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1988年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 抗燐酸化チロシン抗体 / モノクロナル抗体 / インスリン受容体キナーゼ / チロシンキナーゼの基質 / チロシン燐酸化蛋白 |
研究概要 |
インスリン受容体キナ-ゼの細胞内基質蛋白であるpp185の純化を試みるにあたって、まずモノクロナル抗体を作製することとした。ラット肝癌由来細胞株であるH-35細胞を2000dish(φ10cm)培養し、インスリン刺激後、細胞を可溶化して、抗燐酸チロシン抗体アフィニティカラムで純化した。この分画をSDS-PAGEにて分離後、分離した蛋白をニトロセルロ-スシ-トに転移し、分子量185,000の部位のみ切り出し、細く砕いた後、マウスに免役した。このような試みを合計3回行ったが、残念ながらpp185に対するモノクロナル抗体は得られなかった。その原因としては、(1)ラットの細胞を用いたため、ラットpp185はマウスに対して抗原性が乏しかった。(2)免役したpp185の蛋白量が乏しかった。などが考えられた。これらの点を克服するために、(1)ヒト肝癌由来細胞株であるHcpG2細胞を用いる。(2)より容量の大きい抗燐酸化チロリン抗体アフィニティカラムを用いる。という二点を最大の改良点として、再度pp185に対するモノクロナル抗体の作製を試みている。今回の改良法により、pp185に対するモノクロナル抗体が得られるかどうかは未だ不明であり、現在の所はっきりした成績はない。もしモロクロナル抗体がうまく得られれば、これらのモノクロナル抗体を用いてイムノアフィニティカラムを作製する予定である。pp185の純化にはこれらのイムノアフィニティカラムが強力な武器となることは十分創造されるところであり、純化のためにはモノクロナル抗体が必要不可欠と考えられる。
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