研究課題/領域番号 |
63480269
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
小林 正 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80115758)
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研究分担者 |
寺岡 宏 塩野義研究所, 主任研究員
KOBAYASHI Masashi Shiga University of Medical Science, Assistant Professor. (80115758)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1990年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | インスリン受容体異常症 / PCR法 / point metotion / インスリンレセプタ- / point mutotion / インスリン抵抗性 / 点突然変異 / 糖尿病 / インスリン誘導体 / インスリン持抗性糖尿病 / インスリンレセプター異常症 / プロレセプター |
研究概要 |
インスリンレセプタ-は他のホルモンなどのペプタイドと同様、mRNAから翻訳されたプロレセタ-が種々のprocessing を受け、成熟したインスリンレセプタ-となり細胞膜に挿入される。プロレセプタ-が及αびβーサブユニットに切断されずプロレセプタ-のまま細胞膜に挿入され、インスリン抵抗性を招来した先天異常の患者につき、その成熟レセプタ-への過程の異常を解析し、これにより正常レセプタ-蛋白合成過程を明らかにする。またプロレセプタ-のインスリン結合持性、及び切断部位の構造異常について明らかにする。このため患者細胞により得られたgenomic DNAについてインスリンレセプタ-の22ケのエクソンを各エクソン両側に対応するプライマ-を合成し、PCR法により増幅し、得られたDNAにつきdideoxy法により、遺伝子配列を明らかにした。その結果G→Tpoint mutationにより切断部位のArgーLys・ArgーArgの最後のArgがSerに置換されていることが明らかとなった。この遺伝子異常がプロレセプタ-の原因であるのか、in vitro mutagenesisにてmutantの遺伝子を構築し、これをCOS7細胞にtransfectionした結果、生合成されたインスリンレセプタ-はプロレセプタ-の大きさを呈し、インスリンに対する親和性は低下し、患者細胞にみられた現象を再現できた。さらにプロインスリン、ミニプロインスリン及び各種インスリンmutant を使用して結合特異性を検討した結果、IGFーIやプロインスリンなど分子量の大きいものは比較的結合親和性が低下しており、結合部位の立体構造が狭小であることが示唆された。
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